以前お伝えした「鳥取第二工場(新工場棟)」の話です。
この件について建設に至った経緯の続きです。
今を遡る事約60年、高石工業の創業者・高石繁之(私の祖父です)は、高度成長期の波に乗って業容拡大をする際、鳥取に工場を建設することに決めました。
しかし、正方形の残りの半分の土地は使われることなく「空き地」となり数十年経ちました。
その間にはいろいろな事業者様から土地を売ってほしい、貸してほしい、某大手チェーンのレストラン用地として使いたいなどというお話が舞い込みました。しかし父・健太郎はいつかこの土地が必要になるときがきっと来る、と信じて首を縦に振りませんでした。その後周囲が発展して「車社会」になったため、「空き地」の2/3をガソリンスタンドに貸し出し、残りの1/3を工場の従業員のための「駐車場」として使用することとなりました。