営業部 佐藤
3月26日にプラスチック製品用の金型を作っている工場へ見学に行きました。
普段は2、3人で伺うことが多い工場見学ですが、今回は訪問先の社長さんと当方の社長が
知り合いということで、6人という少し多めの人数で訪問させていただきました。
まず最初に、プラスチック製品がどのようにしてできるのかを、実際の製品を見ながら説明をして
いただきました。プラスチック製品と一言で言ってもいろんなものがありますが、こちらの工場では
主に食品や洗剤、化粧品などを入れるためのボトルやケースを作るための金型を製造されています。
こういった容器の製造方法ですが、まず材料を金型に流し込みます。
(飲料用のボトルなら金型にそのボトルの形をした空間があります。またメロンシャーベットを入れる
容器のように表面にメロンの模様がつくような加工がしてある場合もあります。)
そして容器の口にあたる部分から機械によって空気を吹き込みます。
すると材料が型のサイズになるまで押し広げられて製品ができるという仕組みです。
これをブロー成形といいます。身近なものではペットボトルもブロー成形で作られています。
(ブロー成形以外にも製造方法はさまざまありますが、こちらの工場ではこのブロー成形を
するのに見合った金型を作られているということです。)
さて、工場内は参考になることがいろいろありました。
一番見習いたかったのは、いろんなものを色で区分けしていることです。
これによって今何をしているのか、またこの入れ物には何が入っているのかが一目でわかります
から作業の間違いがありません。ちょっとした工夫ですが、事故を防ぐためにはお金も手間もかか
らない最適な方法だと感じました。
また工具や部品が入っている入れ物には名前が書いてあり、これは「8×60mm」のボルトとか、
こっちは「6×30mm」といったことがパッと見てわかるようになっていました。
製造業では当たり前のことですが、このあたりも徹底されていました。
私は営業部所属なので営業方法のことも社長さんに聞いてみましたが、
『西日本の企業には一通り営業をかけたので、これからは東京方面を攻めていきます。
ビジネス面からいっても大阪より東京の方が規模が大きいですし。』と語っておられました。
何事もしっかりとした口調で話され、自分が会社を引っ張っていくんだという力強い表情が印象的
でした。
工場見学は社内にいては目にしたり、体験できない問題点を感じさせてくれたり、
今自分がやっている方法よりもっといい方法が発見できるいい機会です。
今後も「機会はチャンス」ということでドンドン参加していきたいと思います。