社長ブログ・ゴムのヒント社長ブログ・ゴムのヒント
2026年7月08日

雨の日は雨を聴く

 

会社近くのお寺に掲示されていました。

 

 

種田山頭火だそうです。

 

 

「山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く」

 

 

 

何気ない言葉ですが、心に静かに残ります。

 

 

晴れた日には、晴れた日の明るさがあります。

雨の日には、雨の日の音があります。

 

 

 

けれども私たちは、つい晴れの日ばかりを望んでしまいます。予定通りに進む日、気持ちよく物事が運ぶ日、何事もなく終わる日。そんな日を「よい日」と思い、雨のような一日を、できれば避けたいものとして見てしまいます。

 

 

 

仕事をしていても、毎日が晴れというわけにはいきません。思いがけない出来事が起こる日もあります。予定が変わる日もあります。こちらの思い

がうまく伝わらなかったり、思っていたような結果にならなかったりすることもあります。

 

 

 

そんな時、山頭火の「雨の日は雨を聴く」という言葉はいろいろな気付きを与えてくれます。

 

 

 

雨を止めようとするのではなく、まず雨の音に耳を澄ませる。

 

今、自分の前にあるものを、急いで評価せず、静かに受け止める。

 

 

 

そうしてみると、雨の日には雨の日の気づきがあります。順調な時には見えなかったこと。忙しさの中で聞き逃していた声。立ち止まったからこそ見えてくるもの。

 

 

 

工場の仕事も同じかもしれません。うまくいかないこと、手間のかかること、もう一度見直さなければならないこと。その一つひとつの中に、次につながる小さな音があるように思います。

 

 

 

晴れの日もよし。雨の日もまたよし。

 

 

 

もうすぐ梅雨も明けて夏本番を迎えそうですが、今日がどんな一日であっても、その日の音を聴くように、丁寧に過ごしていきたいと思います。

 

  • プロフィール

    高石工業株式会社 代表取締役 高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    高石秀之

    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

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