製造部 フジタ
今年も早いもので3月中旬になりました。
一年の約1/4が過ぎてしまいました。近頃は時の流れがすごく早く感じます。
僕がこの会社に入社した頃は、まだ20代前半で一番若かったのですが、
いつの間にか僕より若い後輩が多くなり、若手の中では年寄りの方になってしまいました。
(四捨五入すると30ですし…)
どうでもよい事はこの辺にしておいて、3月4日にゴム研の授業の一環として、
神戸製鋼高砂工場に見学にいってきました。
工場はとてつもなく広く工場内の移動はバスで行い、線路まで通っていました。
さて、見せていただいたのは、ゴム混練機や押出機などゴム関係で使用する機械の
製作現場にオジャマしてきました。
その中でも、我々の仕事でも深く関わっているインターナルミキサー(バンバリー)について
報告させていただきます。
バンバリーと言う名前は、約90年ぐらい前にバンバリーと言う人が開発したので、
そう言うそうです。外観や基本的な構造は開発された当時とあまり違いがないそうです。
このミキサーは密閉式で2本のローターが中に入っていて、そのローターがそれぞれ別方向に
回転していて、そこにゴムやフィラーなどを入れて混練りするようになっています。
このローターが大切みたいで、ローターの羽根の形状や枚数によって、練り具合も変わってくるそうです。
我々の工場では、オープンロールを使って、この工程は行っています。
ミキサーの大きさは色々あり、一度に練れる量によって変わるそうです。
高さは数メートルになり、重さは数十tにもなります。
それを聞いたとき、工場内に線路があるも納得です。
最近の機械の受注割合は海外が8割で国内が2割だそうです。
主にタイヤメーカーが使用しているようです。このミキサーの特徴は大量にゴムを混練りできるところなので、ゴムを大量に使用するタイヤメーカーになるんでしょう。
色々と勉強になった一日でした。