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○      高石工業メールマガジン Vol.3      ○
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○○○○○○○○○○○○○○○★2009年2月25日号★○

このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。
ご不要な場合はお手数ですが、このメールをそのままご返信下さ
い。次号より配信を停止致します。

★――INDEX――――――――――――――――――――★

 [1]ゴムQ&A
    ~毎月1つずつ皆様からいただいたご質問と回答を公開!

 [2]社長コラム
    ~『福島へ行ってきました』

 [3]製造部・技術部だより
    ~今月の担当は原 『職場体験を通して』

 [4]今月の試作ご紹介
    ~これまでにご相談いただいた案件から

 [5]ゴムに関するお困りごとを解決した事例集を製作中!
    ~もう間もなくの完成です

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■□ [1]ゴムQ&A
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【今月のご質問】
Q.
注文したいものが一つあるのですが、その前にご質問いたします。
弊社の新製品に高石さんの半透明EPDM製Oリングを使う予定を
しているのですが、その製造に高石さんでお持ちのP-26(※)
の金型を使って製造していただくことは可能でしょうか?
硬さは60で、精密機器の中に組み込みます。
サイズはまったく同じであるため、できれば金型代を抑えたいの
ですが…。                (大阪府 K社様)
(※)(JIS B2401に準拠した規格サイズのOリング。NBRベ
―スで硬さは70)

A.
今回のようなケースでは金型の製作をお願いしております。
その理由は二つあります。一つはこれらの材料は収縮率が異なる
ということ。もう一つは仕上げ工程での問題です。

まず収縮率についてですが、ゴムは成形したあと少し縮むという
性質があります。そのため、金型はその縮みを見越して実際の製
品サイズより少し大きめに作ります。規格品の金型はNBRの硬
さ70の収縮率に合わせたサイズになっているため、EPDMの
Oリングを成形すると収縮後のサイズが公差から外れることが考
えられます。

もう一つの仕上げについてですが、仕上げを行う上での問題は二
つあります。一つは材料と製品の形状によって仕上げ方法が変わ
るという問題です。仕上げ方法はいくつかあり、材料や製品の形
状によって最適な方法を選択します。通常はそこから逆算してど
のような金型構造にするかを決めるのですが、最初から金型構造
が決まっている今回のようなケースでは、仕上げ方法が想定して
いるものと一致しない可能性があります。

もう一つはバリの量の問題ですが、ゴムというのは材料によって
物性が異なります。NBRの硬さ70を専用の金型で成形した場
合、当然バリは適度な量となります。しかしその金型でEPDM
を成形した場合、温度など条件をすべて変えずに成形するとバリ
の量が変わってしまいます。

したがって、金型に材料を置く際の形状や分量、温度などを最適
な量になるまで何度も調整する必要がでてきます。調整には非常
に時間がかかる(コストに反映されます)場合もありますし、ま
た製品の物性に影響がでないとは言い切れません。

このような理由から、製品にあった相応の金型が必要ということ
になります。

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ゴムに関するご質問に弊社スタッフがお答えします。
貴社の業務で発生した疑問・質問をお寄せ下さい。メールにて
回答いたします。

なお、お寄せいただいた質問およびその回答は次回のメルマガに
掲載させていただくことがあります。
(貴社名は掲載いたしません。例)高石工業→大阪府 T社様)

「おことわり」
お答えできるのは弊社で製造できる製品に限ります。タイヤ・
ホース・樹脂関連などのご質問にはお答えできません。また配合
などの機密事項にもお答えいたしかねますのでご了承下さい。

ご質問はこちらから:
https://sv150.xserver.jp/~takaishi-ind/takaishi-ind.co.jp/contact/?mail090225

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■□ [2]社長コラム
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●福島へ行ってきました

福島といっても大阪駅の隣ではなく福島県です。宅配のパン屋さん
『ら・さんた』(http://lasanta.jp/index2.html)さんの全体ミーティ
ングに、先週末参加しました。
半年に一度のこのミーティングはなんと今回で23回目。感動のミー
ティングを体感してきました。

●宅配パン屋さんってどんな仕事?

宅配専門のパン屋というのはピンと来なかったのですが、「ヤクルト
のおばさん」のパン屋さんバージョンといえば分かりやすいでしょう
か(もちろん社員さんは皆さん「おばさん」ではなくて、きれいな若
い方ばかりです。)

ハッチバックのバンタイプの車にパンをたくさん積んで、ルートで
一軒一軒販売して回るんだそうです。

社長の鈴木さんはパンが好きで、もともとほかの宅配パン屋で働い
ておられました。20年くらい前に独立し、会社は今年で15周年だ
そうです。

●とにかくみんな泣くんです

このミーティング全体を通しての感想ですが…普通仕事でこんなに
泣かんぞ・・・というくらい場の高揚がすごいんです。

社員一人一人が、仲間が成長するのを本気で支援しています。周り
の人が本当に支援しようとしている。女の人の多い職場にもかかわ
らず、本当に仲が良いんです。

ありがとう大賞・開拓大賞・提案大賞・皆勤賞などなど、たくさん
の表彰がありました。表彰された人は、みんな本当に泣く。周りの
人もつられて泣く。司会も泣くし、社長まで感極まって泣いていま
した。

ミーティング全体を通して、どの社員さんもイキイキとした表情で
した。たのしく毎日パンを売り歩いている様がイメージできました。
日本一社風のいい会社のひとつではないかと思います。

なぜこんなに雰囲気がいいんだろうと考えてみました。まず、社長
の考え方がすばらしく、ブレがない。本当に社員のことを一番に考
えていらっしゃいます。現にこのミーティングも公開していますが、
お客さんではなく社員のためにやっています。そして社長の理念が
社員の皆さんに隅々まで浸透している。しかも、鈴木社長と同じ考
え方で動ける人が幹部クラスに何人もいらっしゃいます。 

業種は違えど、見習うところはたくさんありました。心のガソリン
が満タンになった先週末でした。
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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/blog/?mail090225

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■□ [3]製造部・技術部だより
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少し前の話になりますが、1月22日と23日に2人の中学生が職
場体験にやって来ました。

製造工程の成形と仕上を体験してもらいましたが、2人とも真面
目で飲み込みが早く、テキパキと動いてくれていました。 

教える側の人もスムーズに作業が出来るように、職場体験用にお
手製の道具をつくるなど、いろいろ工夫をしていました。

就業時間が朝8時15分から夕方5時までなので、長時間集中力
を持続するのが大変だったのではないかと思います。

学校で勉強するより少し長い時間ですが、時間の長さはきっとい
つもと違う感覚で過ぎたのではないでしょうか。

私もあんなころがあったんだなぁとしみじみ思いました…(笑)

私も中学生のときに本屋さんに職場体験に行ったことがあります。
学校とはまるで違っていて、いろいろなことを同時進行で行ったり、
常にお客さんに集中していなければならなかったり…と、初めて
のことばかりで楽しかった反面、緊張してとても疲れたのを覚え
ています。

彼らにも、今回の職場体験を通して何か感じるものがあったので
はないかと思います。

私たちも若い2人を見て、いい刺激になりました。
本当にお疲れ様でした。

お金を稼ぐことの大変さや、仕事をする意味を考えるきっかけを
つくる場を提供できるということは会社にとっても、とても意味
のあるものだと思います。

地域に根ざした活動の一環として、これからも続けていきたいです。

髙石工業では中学生の職場体験を随時募集しております。
(詳しくはこちらから  http://www.takaishi-ind.co.jp/active/

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社長に負けじと社員も「社員の『のびのび』ブログ」を書いてい
ます!
仕事上での気付きから、会社へのうっぷんも?!
月曜日から金曜日まで、交代で毎日更新。
http://www.takaishi-ind.co.jp/nobinobi/?mail090225

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■□ [4]今月の試作ご紹介
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アクセサリー用カラーゴム
amakuni デザイナー 福岡克将 様

お客様からのご依頼
ご希望内容は、ゴムを使ってアクセサリーを作ってほしいという
ご依頼でした。

●色を何色か試したい
●各色1ヶずつ
というものでした。

高石工業からのご提案
アクセサリーには貴金属や宝石類がちりばめられるというお話でし
たので、ゴム部分のみを成形してお納めすることにしました。見た
目が重要と考えましたので試作金型を製作して成形することをご提
案。

色の数だけ違う材料を成形しますので、金型を作ったほうがより精
密で同じものができるとお話しました。

ご希望の色のイメージをお聞きしたうえで、色見本を数パターン作
成し、選んでいただくことにしました。

お客様からの声
イメージ通りに製品を仕上げて頂きました。簡易金型による試作品
の製作でしたが、製品を思わせる程精密な仕上がりでした。その都
度カラーサンプルを郵送して頂き、対応の素晴らしさにも感謝して
います。

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弊社では様々な試作をお受けしてます。試作製品は、1個からで
も製作いたします。
詳しくはこちらから
http://www.takaishi-ind.co.jp/making/?mail090225
その他の試作事例はこちらで
http://www.takaishi-ind.co.jp/making/results.php?mail090225

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■□ [5]ゴムに関するお困りごとを解決した事例集を製作中!
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弊社営業マンは日ごろお客様より、ゴムに関するさまざまなご相
談をいただきます。そのご相談には担当営業マンに限らず、全社
をあげて最良と思われる解決方法を考え、そしてお客様へ提案と
いうかたちでお返事をさせていただいています。その結果、これ
までにたくさんの問題解決のお役に立ってきました。

そして今回、その解決事例集を1冊の小冊子にまとめ、皆様のお
手もとにお届けすることになりました。弊社のノウハウが詰まっ
た1冊です。貴社の業務にもお役に立つのではないでしょうか。

現在、製作の最終段階に入っています。もう間もなくの完成とな
りますので、今しばらくお待ちください。

このメルマガをお読みの皆様の中でご希望の方には無料でお届け
する予定です。

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 編集後記
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最近新聞のテレビ欄を見ているいると2時間番組が目に付きます。
1時間番組を2つ作るより制作費が安くなるかららしいですが、
テレビ業界も類にもれず不況なんでしょうか。その一方でマクド
ナルドが過去最高の最終益を記録したというニュースもありまし
た。業績がいいところとの違いはなんだろうか、自分たちの会社
に取り入れられることはないだろうかと考える日々です。(営業部 佐藤)

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発行:高石工業株式会社
〒567-0897大阪府茨木市主原町3-18
TEL 072-632-3365(代)FAX 072-635-1287
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