• プロフィール

    高石秀之

    高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

    高石工業株式会社Webサイトへ
  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2020年7月
    « 6月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • 月別に見る

  • カテゴリー

    • 社員の「のびのび」ブログ
    • 伸縮自在 高石工業研究開発型ブログ

投資としての読書

  • 2020年05月11日

    失敗の本質

    これは第二次世界大戦の時の日本軍の戦略の失敗を元に、組織においてどのようなことが失敗を招くか、ということを解説した本です。

     

     

     

     

    この間久々に再読したのですが、私がああそうか、と合点がいった指摘は次の三点です。

    ・「目的があいまいだと失敗する」

    ・「戦力の逐次投入(小出しの投入)は失敗する」

    ・「現場を知らないで指揮をすると失敗する」

     

     

     

     

    翻って最近の新型コロナウイルスに対するいろいろな施策を見ていると、この本で指摘されていることが繰り返されているように思われます。

     

     

     

     

    毎日の報道を見ていると、有事なのだから最初にリスクを開示してわかりやすい目標を提示し、拙速でもドカンと支援策を発表して、みんなを安心させればいいのに・・・とか、また医療崩壊を防ぐことが絶対に大事で、今はそのことと皆さんの毎日の生活を支えることを軸にすればいいのに・・・などと思ってしまいます。

     

     

     

     

    とはいえ、そんな事はあとから振り返ってわかるわけで、その渦中にいればなかなか冷静に判断ができないものなのも確かです。

     

    未来を見通すことは難しいですし、何をやっても文句を言われるものですし、結果に対して責任を問われるものですし。

     

     

     

    俯瞰で物事を見るというのは難しいものだと思います。今までの経験で判断のつかない、五里霧中のことも重大局面であれば往々にしてあることです。

     

    それでも右も左もわからないその中で、「決める」ということがトップに求められることなのではないかと思います。

     

     

     

    たぶん「失敗の本質」で言いたかったことは、「決める」ことができるトップが有事には必要だ、ということなのでしょう。 

     

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2020年04月30日

    「空気」の研究

    ここ数日、多少の増減はありながら、新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向ですね。

     

     

    これも「接触8割減」の効果なのでしょう。先週末は大阪梅田近辺でも人出が85%減少したといいます。

    日本では緊急事態宣言を出しても法的拘束力がないのに、ここまで皆さん自制して、すごいことだと思います。

     

     

     

    ふと、「空気の研究」という本を思い出します。

    社会人になったころによく読んでいた本です。毎日寝るとき読むと、すぐに寝られてしまうという「魔法の本」でした(^^;

     

     

     

    日本人には「空気」という独特の概念があり、「とてもものを言える『空気』ではなかった」「あの場の『空気』ではああせざるを得なかった」 ということが良くあります。著者の山本七平はこの本の中で、その「空気」の正体を追及しています。

     

     

     

     

    彼は 「臨在感的把握」という「目には見えない何かが、あたかも実際に存在しているかのように感じること」に対して、そこに感情移入して一体化することに「空気」が発生する原因がある、と断じます。

     

     

     

    この本の中ではこの「空気」は悪い意味で使われており、 この「空気」のために本来あるべき方向ではなく間違った結論に導かれてしまうという、日本社会の多様性を許さない不寛容な風潮の象徴として紹介されています。

     

     

     

     

    ただ、今は逆にいい「空気」のおかげで、大きな強制力がないのに皆さん外出を控え、接触を減らしているのでしょう。

     

    ワクチンのない今、感染を防ぐには接触を避けるのが一番であり、いまは「空気」がいい方向に出ているのだと思います。

    (ただ、「空気」は行き過ぎることがあるので、それには気をつけないといけません。) 

     

     

     

    緊急事態宣言が延長されるとの報道もありますが、とりあえずはあと数週間の辛抱と思われます。

    一刻も早く新型コロナウイルス騒動が収束しますように。

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2020年01月14日

    ネクストシリコンバレー

    以前大阪商工会議所のミッション団でドイツに行ったときにお世話になった、通訳兼コーディネーターをしてくれていた方が、「共著で本を出しました!」とメールをくれました。

     

    早速読んでみました。

     

     

     

    『ネクストシリコンバレー 「次の技術革新」が生まれる街』

     

     

     

    「シリコンバレー」のような最先端のハイテク開発拠点は世界のこんなところで生まれている!という本です。

     

     

     

    イスラエル・インド・ドイツの例が取り上げられていますが、読んでいくと「30秒でスマホを充電」とか知らない話がボンボン出てきて、とても面白いです。

    世界の最先端ってこうなのですね。ウチの商売には全くかすりもしないのですが、なんだかワクワクします。

     

     

     

    またそれぞれの国で担当の方が原稿を書いておられるのですが、それぞれの方の視点に特色があって面白かったです。

     

     

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2016年01月06日

    投資としての読書 2016

    新年早々、「社長はどれくらい本を読むのですか?」と業務の女の子に聞かれました。

     

     

    う~ん、どんなもんでしょう?昔は年100冊くらい読んでましたが、いまはせいぜい年30冊くらいでしょうか。スマホのせいですね。新聞は取っていますが雑誌も買わなくなりました。

     

     

    それに買っても読んでいない本が枕元に山積みになっていました。そんな本を年始にまとめて読んでみました(ななめ読みですけれど・・・)。

     

     

     

    1. 「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか」 熊谷徹

     

    EUの勝ち組ドイツの高い生産性について書いた本です。

    生産性が高いのは、無駄なことをせず、かけた時間にふさわしい成果を出しているからのようです。

    あとは東西ドイツの合併やEU発足後の政策的な優位さもあるみたいですね。

    私が考えるに生産性が高い一番の理由は「誇りを持って適正な金額で売っている」からだと思いますが。

     

     

    1. 「ハイ・コンセプト」 ダニエル・ピンク

     

    「豊かさ・アジア・オートメーション」の波にさらされている今の時代にうまく生きていくために必要となる能力は「デザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがい」の6つだそうです。

     

     

    1. 「入口アドバイザーが実践する味方を作る知恵」 荒井知恵

     

    「気づき」「コミュニケーション」「相互理解」などなど、具体的で明日から使えそうな例を丁寧に教えてくれます。

     

     

    1. 「人を使うのが上手な人のリーダーの技」 黒川勇二

     

    リーダーというととかく「俺についてこい」的なボス像を想像しますが、そうじゃなくてうまくやっていくには、リーダーの基本スキルを身に着けることが大事ですよという本。リーダーは自分があれこれ全部やらなくても組織が回っていくようにするのが仕事、ということですね。

     

     

    1. 「人見知りでも人脈がひろがるささやかな習慣」 金子悦子

     

    感謝すること・小さな約束を守ること・やってみることが大事みたいです。

    あとはささやかでも相手の身になって役に立つことでしょうか。「もらうひと」ではなく「おすそわけする人」になるということですね。

     

     

    1. 「欲望産業(上)」 高杉良 いわゆる経済小説を読んだことがなかったので、ブックオフで購入。

     

    出世争いで左遷された銀行マンが消費者金融に転職してのし上がっていく話です。主人公の強引さにどうも感情移入できません。ずいぶん前の本ながら、ギラギラ・ドロドロした人間関係はなかなか読みごたえがあります。

     

     

    1. 「中小企業が海外で製品を売りたいと思ったら最初に読む本」 大須賀祐

     

    今年も4月にドイツ・ハノーバーメッセに出展する予定なので読んでみました。展示会・商談会の注意点、販売パートナーの見つけ方、商取引の違いなど「最初に読む」本らしくわかりやすく書いてくださっています。

     

     

    1. 「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!」 石坂典子

     

    3Kの職場として典型的な産廃業を立て直し、「日本一大切にしたい会社」にも取り上げられた女性社長の半生記。

    3S・スタッフとの信頼関係・環境整備、この3つの大切さは私も痛感します。

     

     

     

    昨年、時間がないことを理由にして読んでいなかった本たちです。

     

    自分自身常々思っているのですが、自分に知識や知恵を入れないで出してばっかりだと「からっぽの洞窟」になる気がします。心や頭の栄養を補充することはとても大切だと思います。

     

    ジャンルが偏っている気もしますが、今回はいい読書でした。やっぱり本を読むっていいですね。久々にまとめて読んだので頭が痛くなりました。

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2013年02月12日

    投資としての読書

    会社(大阪工場)の本棚には100冊以上の本があります。
     
    会社で購読した雑誌、現場管理の本、統計の本、5Sの本、化学の本など種類は様々です。
    残りの半分以上は私が自費で買い込み、読んでいいなあと思った本です。
     
    その本棚に先日、次の本が仲間入りしました。
     
    「思考の整理学」
    「トヨタシステム」
    「いい言葉はいい人生を作る」
    「君たちはどう生きるか」
    「孫子」
    「敵は我にあり」 上下巻
    「話を聞かない男、地図を読めない女」
    「だから、あなたも生き抜いて」
    「自分の仕事を作る」

     

    これらは近くの古本チェーン店で買ってきたものです。

    不朽の名著もあれば何年か前にベストセラーになった本もあります。すべて105円でした。

    人生を豊かにする本がこんなに安く買えるとは、いい時代になったものです。

    本当に大事なのは、これらの本の中身をどう自分の中に落とし込んで生かすかということですね。

     

    しかし、全部105円。これはある意味、本を書いた人を冒涜しているのではないでしょうか。

    これらの本を書くのにどれだけの時間をかけ、思いを込め、言葉を紡いだか知れないのに。
     
     
    ずいぶんお得だなあと思ったのと同時に、ちょっといたたまれない気持ちになったのも確かです。
     
     
     
     
    カテゴリー:投資としての読書
  • 2012年10月18日

    追悼 丸谷才一さん

    私の大好きな作家、丸谷才一さんが亡くなられました。

     

     「小説や批評、翻訳と幅広く活動した日本芸術院会員で作家の丸谷才一(まるや・さいいち、本名・根村才一=ねむら・さいいち)氏が13日午前7時25分、心不全のため東京都内の病院で死去した。87歳。葬儀・告別式は近親者で行う。後日、お別れの会を開く予定。

     関係者によると、今月上旬に体調を崩し、入院していたという。

     大正14年、山形県鶴岡市生まれ。東大英文科卒。国学院大学で教えるかたわら、ジョイスの「ユリシーズ」などの翻訳に携わった。小説も執筆するようになり、昭和35年に「エホバの顔を避けて」で作家デビュー。43年には、「年の残り」で芥川賞を受け作家としての地歩を固めた。

     47年に、長編「たった一人の反乱」で谷崎潤一郎賞を受賞。その後も、小説、評論など多方面で活躍し、63年に川端康成文学賞を受けるなど数多くの文学賞に輝いた。

     平成3年には、俳人の種田山頭火を描いた「横しぐれ」の英訳が英紙の外国文学の特別賞を受賞するなど、海外でも高く評価された。

     10年、日本芸術院会員。23年、文化勲章を受章。」

     

    旧来のじめじめした私小説から一線を画した、日本文学の新しい地平を切り開いた大作家にして大文学者、のようです。

    でも私が大好きなのは丸谷才一さんの軽妙洒脱なエッセイです。

    今は絶版でしょうか、「犬だつて散歩する」で丸谷さんに出会いました。このエッセイ本は今でも私のベスト3に入ります。シャーロックホームズの話、電信柱に関する研究、幕末史の謎など今でも覚えています。和田誠さんのイラストともバッチリあっており、博覧強記の丸谷ワールドはとどまるところを知りません。

    丸谷さんは「文章読本」を著したように古き良き日本語を大切にし、すべて旧仮名遣いで文章を書いておられます。たとえば「尊敬してゐる人に出会つたやうな気になる。」とか「さう言うこともあり得るでせう。」みたいな感じで、最初はとっつきにくいです。でもすぐに慣れ、知的世界にぐいぐい引き込まれます。

    最近またあの文章の感じが忘れられずに再び読んでいたところです。「思考のレッスン」「花火屋の大将」「日本史を読む」など、今読んでも本当に面白いですねえ。

     

    日本の誇る偉大な頭脳が失われたのは非常に残念なことです。

    安らかにお眠りください。合掌。

     

  • 2012年09月13日

    投資としての読書

    先日鳥取工場に本棚を作るということを聞いたので、本をもって行きました。

     

    エーワン精密の儲け続けるしくみ 梅原勝彦 1,400円

    リストラなしの「年輪経営」 塚越寛 1,400円

    「決定」で儲かる会社を作りなさい 小山昇 1,300円

    会計はつかえてナンボ 森川優 1,500円

    よき経営者の姿 伊丹敬之 1,600円

    何とか会社を変えてやろう 柴田昌治 571円

    一人前社員の新ルール 黒川勇二 1,300円

    トヨタのできる人の仕事ぶり 石井住枝 552円

    よくわかる「かんばんと見える管理」の本 副田武夫 1,800円

    カリスマ体育教師の常勝教育 原田隆史 1400円

     

    会社経営やら経理的な本やら現場改善の本やら人格教育の本やら、硬軟取り混ぜさまざまです。

    わりと有名な本も、そうでない本もあります。

    「社長の趣味がわかりますね」と工場の人に言われました。

    たしかに。

     

     

     

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2012年07月12日

    投資としての読書(新入社員編)

    この4月に高卒の人が二人、わが社に入ってきました。

     

    私は入社時に3冊の本を渡しました。

    「日本でいちばん大切にしたい会社」 坂本光司著

    「どんな仕事も楽しくなる3つの話」  福島正伸著

    「さすがといわれる 図解ビジネスマナー」 高橋書店編集部 著

     

    仕事とは何か、会社とは何か、社会人としてどう生きていけばよいか・・・・・

    高校を出たての人に、私のこうあってほしいという願いを込めて渡しました。社会に出て右も左もわからない人たちなので、最初に触れる「社会」として私たちが一人前の社会人に育てる責務がある、と考えてのことです。

    私の記憶を振り返っても、今にして思えば早くにこの本に出会っていればなあ、なんて本があります。

    二人は本を読む習慣があまりないようですので、これからも毎月一冊ずつ「今月の課題図書」を渡して読んでもらいます。

    本を通して貯金のように、知識と知恵が積み立てられていくといいなと思っています。

     

     

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2012年01月30日

    徳川家康

    皆さんご存知でしょうか、山岡荘八著の「徳川家康」を。
    全26巻で、世界最長の小説としてギネスブックに載っているそうです。
    私が子供の頃、父の書斎の本棚に文庫版があったのを思い出します。
    家康はタヌキおやじのイメージしかなかったので、その当時は読む気にもならず「やけに長い小説だな?」くらいに思っていました。
    半年くらい前に、いつもお世話になっている人に「経営者にとっていい本だから、読んでみたらいいですよ」と勧められて、読み始めました。
    昨年中には読み終わるはず・・・だったのですが、まだ20巻あたり(関ヶ原が終わり幕府を開いたころ)をウロウロしています。先に感想を書きたいと思います。
    文体に少々慣れが必要ですが、とにかく名言が続々出てきます。
    経営者にとって心構えをどう持つべきか、一段高い次元で描かれています。
    家康は苦難の連続ですね。
    板挟みで苦労し、家で苦労し、主人で苦労し、妻で苦労し、上司で苦労し、部下で苦労し、子供で苦労し、親戚で苦労し、組織で苦労し、宗教で苦労し、海外との付き合いで苦労し、それでもへこたれずに天下泰平に導くのです。
    世間の試練などものの数ではありません。苦労でさえないのかもしれません。
    いくつになっても人は悩むんだな?、と考えると気が楽になりますね(^-^)
    一冊777円×26巻=20,202円の投資なのですが、それ以上の価値があることは間違いありません。

    カテゴリー:投資としての読書
  • 2009年07月17日

    城山文学

    ある講演で講演者の方が、

     

    「城山三郎の文学は先行きの不透明な現代で、信念を貫くことの大切さを教えてくれる」

     

    といっておられました。どの作品も大変参考になるとのことです。

    ちなみに、取り上げられた本は「男子の本懐」と「私には10年先が見える~大原孫三郎の生涯」でした(もうひとつちなみに、城山三郎というのはペンネームで、昔住んでいた地名から名前をとったそうです)。

     

    わたしもさっそく何冊かAmazonで注文しました。城山文学は「落日燃ゆ」しかよんでないので、なかなかいい機会です。

    Amazonは楽に注文でき、便利ですね。ついたくさん注文してしまいます。

     

    「大人買い」とはこのことでしょうか。

    カテゴリー:投資としての読書
1 / 212
ページの先頭へ