わが社のアドバイザーを務めてくださっていた方が亡くなられた、ということを前に書きました。
前から多少体調を崩されていたのですが、3か月ほど前には大阪本社まで来てくれていますし、そのあとも毎月の定例オンラインミーティングに参加してくれていました。
お盆前に「検査入院をしています」とは聞いていたのですが・・・あまりにも急でした。
思えば、この方には叱られたのが最初です。
当時は新規開拓先の部長さんでした。こちらがご迷惑をおかけすることがあって、謝りに行った先で、あきれ気味に私たちのふがいなさを指摘されました。
余りにも申し訳なくて、その帰りの駅のコーヒーショップで、お詫びのはがきを書いたことを覚えています。
そうしたらこの方から「社長の人柄を忘れていました」とのメールをいただきました。
その後も折につけ気にかけていただき、会食をしたり、展示会に呼んでもらったり、年に1,2回のペースでお会いする間柄でした。何年かのお付き合いの後、退職をされると聞き、お知恵を借りたい!と社内アドバイザーをお願いしたら、快く引き受けてくださいました。
それから約5年、いろいろなことを相談させてもらいました。改善のこと、仕組みのこと、開発案件のこと、営業手法のこと・・・私たちの知らない開発や業界のこともよくご存じで、自らの経験を惜しみなく、でも私たちが理解しやすい形で教えてくれました。
とはいえ答えとしてアドバイスをするというより、私たちが自分自身で考えることができるようにアドバイスする、というスタイルでした。
もっといろいろと教えていただきたかったのに・・・残念です。
どうぞ安らかに。
ありがとうございました。