韓国で開かれたISO/TC197の総会に出席しました。
ISOはISO9001や14001で有名な国際標準化機構のことで、その中でTC197は水素の製造、貯蔵、輸送、測定、使用のためのシステムおよびデバイスの分野における標準化のために設けられた、技術委員会です。
TC197の中でも水素の製造、貯蔵、輸送、測定、使用のためのシステム及びデバイスのそれぞれについてWG(ワーキンググループ)が設けられており、規格化に向けて議論が重ねられています。
会議は各国持ち回りで開かれており、今回は韓国で年に一回の総会が3日間にわたり行なわれました。
毎年各種WGと総会はセットで、一週間にわたって開催されます。
2年前にシドニーで開かれたときにはWGだけに参加して、その後の総会には出席せずに帰ったので、総会に参加するのは初めてです。
いちWGのいちエキスパートの私は、正直なところ総会には座って聞いているだけです。それでも各分野の標準化の流れで今起こっていることと、これからの流れがわかります。
逆に今回初めての参加ということもあり、聞いているとこれまでの経緯がわからず「?」が浮かんでついていけないところもたくさんありました。
継続して参加することに意味があるのだなと感じました。