社長ブログ・ゴムのヒント社長ブログ・ゴムのヒント
2022年1月14日

エコ・アクション21

先日、環境マネジメントシステム「エコアクション21」の審査がありました。

 

 

 

エコ・アクション21は環境省のガイドラインに基づいた環境マネジメントシステムです。ISO14001ほど有名ではありませんが、同様の認証制度として一般に認知されています。今回は鳥取工場と、大阪の本社工場を審査していただきました。

 

 

「エコアクション21とは」

https://www.ea21.jp/ea21/

 

 

 

 

わが社ではエコ・アクション21について2008年度より、総務部長を中心に各部・各工場に展開し、全社で取り組んでおります。紙・ゴミ・ガソリンにとどまらず、生産性の効率化、電力消費の削減、環境への積極的な貢献といったことを意識して目標と計画を立て、PDCAで実行しております。

 

昔は「紙」「ゴミ」「電気」「ガソリン」の削減が主な目標でしたが、近年はそれだけでなく「環境に貢献する」視点を生かす「環境経営」の考え方を取り入れています。

 

 

 

 

 

私たちはかねてより、近江商人の「買い手よし」「世間よし」「売り手よし」の「三方よし」に基づく考え方を企業理念としてきました。

 

近年さらに、環境マネジメントシステム「エコアクション21」を取り入れることによる地球環境へ配慮した取り組みや、成長戦略である水素事業への研究開発を通じて、「環境よし」「未来よし」の社会課題の解決に取り組んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

取得以来環境マネジメントシステムを10年以上運用してくると、環境に関する流れが変わってきたのが分かります。

 

大きな流れとしては、一つはカーボンニュートラルに代表される「地球温暖化対策」、もう一つは「SDGs」です。

 

 

 

 

「地球温暖化対策」については水素・太陽光・風力といったCO2を出さないクリーンエネルギーの利活用、そしてグリーン成長戦略による官民一体の温暖化防止への貢献が叫ばれています。

 

 

 

また「SDGs」についても持続可能な17の成長目標達成が、お題目だけのものではない形で注目されるようになってきました。自分たちの作っているものがいかに環境に貢献しているのか、また地域社会に貢献できているのかもしっかりと見ていかないといけません。

 

SDGsは地球温暖化・経済社会・環境問題といった問題を抑え、解決するために時間を要するものばかりですが、私たちは長期にわたるこれらの目標を経営理念、行動目標に取り入れています。

 

 

 

 

 

今回の審査結果は活動レポートのまとめ方で指摘が一点あっただけで、無事終わりました。

むしろ、工場現場の巡回時に若い人が多くて活気があり、工場内もきれいで5Sが進んでいると、ずいぶんほめてくださいました。教育訓練・人財育成もしていてIoTも取り組んでいて、水素関連を始めとして環境にも貢献する、品質の高いものづくりをしていると高評価でした。

 

 

 

これからも、70年以上にわたるゴムシール事業で培ってきた知見、技術を活かし、国内外での事業を通じて、関わるすべての皆さんとともに、社会課題の解決に資する取り組みを推進していきます。

 

そして環境に貢献することで来るべき変化に柔軟に対応し、10年後・20年後も生き残っていけるように、これからもエコアクション21を活用していきたいと思います。

 

  • プロフィール

    高石工業株式会社 代表取締役 高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    高石秀之

    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

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