私はただいま、アメリカ・カリフォルニアのアナハイムに来ています。
北米最大のスマートエネルギー展示会であるSolar Power International 2019 の中の、水素燃料電池ゾーンに出展するためです。
https://www.h2fc-fair.com/usa/
SPI2018も終わったのですが、アナハイム滞在はもう一日あります。
どこに行こうかな・・・と考え、水素ステーションを見学に行くことにしました。
ちなみに水素ステーションはカリフォルニア州に現在35か所、FCV(燃料電池車)は約4000台あるそうです。
Uberに乗って30分、Costa Mesa(コスタメサ)の水素ステーションにやってきました。
ここはガソリンスタンド併設のステーションです。
水素ステーションがありました!
もうすでに充填の車が止まっています。
この車も含めて、見ていると15分ほどの間に次々3台のFCVが来ました。
2台はトヨタMIRAI、1台はヒュンダイのTUSONでした。
せっかくなのでMIRAIの二人に話を聞いてみました。
皆さんフレンドリーに答えてくれました。
・一人目(MIRAI)
50歳くらいの女性です。
充填後ノズルが凍って車から取れず、カスタマーサービスに連絡していました。
(電話越しにサービスの人の言うとおりにして、数分たったら溶けて取れました。)
「水素の値段が高い(ガソリンの2倍くらいする)けど、3年間はトヨタが払ってくれるからいいわね。
車は静かだし内装はいいし、排気ガスの代わりに出るのは飲めるほどの水だけだし、とても素晴らしいわ。
ガソリン車がもっとFCVに変わればいいのに。
あとはもっとステーションがあると便利でいいわね。そこが課題だわね
家ではもう一台ガソリン車を持っていて、カリフォルニア州の外に行くときにはそれを使うわ。」
・二人目(MIRAI)
40歳くらいの男性です。
「車はとても素晴らしい。
要望としてはもっとステーションの数を増やしてほしい。インフラ整備が課題かな。
ステーションがダウンしてしまうとどうにもならないからね。
自分はオレンジ郡に住んでいて、30分以内に3つのステーションがあるから恵まれているが。
数週間前に水素切れがあったが、その時はそんなに乗っていなかったので大丈夫だった。
FACEBOOKでMIRAI専用のグループがある。そこでどこのステーションが動いているか、ステーション情報を交換しているよ。
ロングビーチのノズルは新しいタイプのだから凍らないんだよね。」
二人とも、聞いているこちらがうれしくなるほど、絶賛でした。
ただ共に水素ステーション数の拡充・整備を要望されていました。
これから水素社会が来る、そんな息吹を肌で感じることができました。
生の声を感じると、これから頑張るぞ!という気になります。
お二人とも、ありがとうございました!