ただいま、ヨーロッパはフランスに来ています。
4月23日~27日まで行われるドイツ・ハノーバーメッセ2018に出展するためです。
今週はその前の週ということで、個別に何か国かを回ることにしています。
週末は日本からの移動日だったのですが・・・12時間飛行機に乗ってパリに着くと大変なことが起こっていました。
フランス鉄道のストライキです。
フランス国営鉄道SNCF(日本のJRみたいなものですね)が、マクロン大統領の政策に対してここ数か月の間、大規模なストライキを打っているのです。
(参考)「フランス国鉄が大規模ストに突入する事情」
https://www.travelvoice.jp/20180403-108737
基本的に列車で移動する私にとって、たまたま行った日にストがあるのは大迷惑です。
いつもでしたらパリ・シャルルドゴール空港内の駅からTGV(フランスの新幹線)に乗るのですが、ストライキの影響ですべて止まっています(ネットで見るとぞの日の列車はすべて”FULL”の表示でした)。
仕方がないので、動いているTGVが発車するパリ・モンパルナス駅へ行くことにします。
出発前にgoogleで調べたら1.5時間くらいだし、乗り継ぎ時間は3時間あるので大丈夫、と思っていたら・・・
ターンテーブルから荷物が出てきません!
さすがロストバゲージで有名なシャルルドゴール空港、ここで来るとは・・・ ハノーバーメッセで使う定型でない荷物なので、どっかに置き忘れらているのか、と思って係の人に聞いたら「オーバーサイズはあちらにありますよ」と言って、専用のラックを示してくれました。
ああ、よかった。
でもこれで思わぬ時間を食いました。
シャルルドゴール空港はとにかく広い!
速足で空港ターミナル内を急ぎます。
空港とパリ市内を結ぶ地下鉄「RER」の駅に来ました。
ここでまた問題が。券売機が使えない!
6台あるうちの半分が故障で止まっています。
結構な順番待ちになっています。あと10分で出るのに・・・。
やっと自分の番になりました。
買い方がわからなくてまごまごしていると、係員のお姉さんが「パリ市内まで一枚ね」と神的なスピードでピッピッとタッチパネルを操作してくれました。
ありがとうございます!
ストでRERの本数は1/3に間引かれ、しかも途中駅までの折り返し運転です。ネットにもつながっていないし、時間はないし、初めて行く駅にどうやって行ったらいいのか?途方にくれました。
困ってあちこちで「モンパルナスに行きたいのですが」聞くと、「ああ、まずは○○に乗って、この駅で△△線に乗り換えて」とどなたも丁寧に教えてくれます。スト中でも駅員さんたちはとても親切でした。
地下鉄を二回乗り継いで、モンパルナス駅へと向かいます。スト中で電車が間引かれているので、駅構内は人でごった返しています。
パリの地下鉄は全然バリアフリーではありません。パリの地下鉄は古いので仕方がない(?)のかもしれませんが、狭い階段に人があふれるほど群がります。そんな中をスーツケースを抱えてえっちらおっちら階段を上り下りするのは重労働、の一言です。
地下鉄は構内も車内も日本の朝の通勤ラッシュのように混雑しています。そんな人ごみの中に「ごめんやっしゃおくれやっしゃ」とスーツケースごと入っていくのですが、ここでも乗客の皆さんは親切でした。列車では一歩中に入ってくれたり、自分の横を開けて「こちらにスーツケース置くといいよ」と手招きしてくれたり、乗り換えの改札口でスーツケースを通すのを手伝ってくれたり。異国での親切はメチャクチャうれしいです。
なんとかモンパルナスのTGV駅につきました。時間はあと5分!
TGVが待ってくれている!!
間に合いましたぁ~。
TGVの車内はこんな感じです。静かです。
ほっとしたのと疲れでいつの間にかうとうと寝てしまいました。
気持ち良すぎて、危うく乗り過ごすところでした(^^;