先週末からヨーロッパに来ています。
今週・来週と二週間、フランスとドイツを訪問しています。
今週はフランス・ドイツの友人・会社を訪問、来週はドイツ・ハノーバーメッセへの出展をします。
今日は一日ベルリンでの行動です。
経済団体を二件訪問しました。
まずはBerlin Partnerという経済団体です。
CEOのStefanさんとは2月に大阪商工会議所主催の意見交換会で会っています。
商工会議所みたいな経済団体だが職員が200人もいて、近代的な建物に何フロアも借りていました。
今回こちらから連絡を取って行ったら、Stefanさんが再会をめちゃくちゃ喜んでくれました。
ベルリンは400万人、郊外も入れたら650万人が住んでいます。ドイツ全体の人口が約8000万人くらいなので、ベルリン都市圏で8%を占めてます。
このベルリンパートナーは会員企業が約270社。シーメンス、BMWなどをはじめとするそうそうたる企業が加盟していいます。
工業・IT・医療など多くの分野で強みを持つ企業が会員として名前を連ねていて、相談すれば(あくまで中立ですが)情報をくれたりベルリンの会社をマッチングしてくれます。
工業都市といえば南部のミュンヘン、商業都市はデュッセルドルフ(日本人が一番多く駐在している)という印象でベルリンは政治の街というイメージが強いのですが、実際のところ開発拠点があったり決定権者がいるのはベルリンであることが多いそうです。国際的な都市でもあるので、ベルリンを訪れるのはとても有効だとの話。また、小さな企業が活動を始めるのにはとてもいいところとベルリンでの活動を勧めてくれました(ベルリンの経済団体なので、当然といえば当然ですが)。
水素のマーケットはまだ小さいけれど、ベルリンでコンタクトづくりをするのはとてもいいことです、ぜひ今後も連絡を取り合いましょうと言ってくれました。
午後からもう一件、Logistics Alliance Germanyというところにも行きました。
こちらは物流の経済団体です。朝みたいな立派な事務所かと思ったら、雑居ビルの3階でした。ちょっと迷いました。
ドイツは物流が発展していて、物流会社が200社以上あるそうです。
20年前にEU連合ができておかげで、ヨーロッパの運送網はとても発展してきたんだそうです。
スペインの新鮮なオリーブが手に入るのも、ノルウェーのサーモンが食べられるのも、EUで国境の移動が楽になったから。
今やドイツを拠点にEU各国に1~2日で配送していて。ハノーバーやニュルンベルグに大きな配送拠点があるとのこと。
いわゆるイギリスのEU離脱(ブレグジット)の影響はありますか?との質問には、「将来はあるだろうが、今のところはないです」との返事でした。
あと、日本の運送会社の人手不足のような問題はドイツでも起きているとか、トヨタのカンバン方式はドイツでも渋滞を引き起こすので問題だとか、そんな話が出ました。
ちなみに「ハノーバーメッセの時の運送料が高い」と文句を言うと、ドイツ国内同士でもメッセの時は高いので仕方ないですね、とのことでした。