私が社長になって、今年で10年が経ちました。
向こう見ずの青二才が、あっちにぶつかりこっちにつまづきながら、よく10年もやってこられたなと思います
「十年ひと昔」と言いますが、この10年を振り返ると一日一日での変化はとても小さくても、10年の期間で見るとずいぶん会社は変わったと思います。
この10年の出来事といえば
・経営理念を新たに作った。
・経営計画発表会・社内合宿を毎年行うようになった。
・社内が物理的に明るくなった。
・社内のイベントごとが増えた。
・全く新しい分野に進出できた(水素・燃料電池分野)
・新聞や雑誌に取り上げられる機会が増えた。
・学会での発表、講演をさせていただくようになった。
・ベトナムに工場を作った。
何より若い人が増え、社内に以前とは違った活気が生まれるようになりました。「現場のものづくり」については全員参加で5S・改善活動を進め、工場内をペンキで塗りレイアウトを変更し、「必要なものが必要な時に」使えるようになりました。
「お客さまへの提案」については、お客様と寄り添うように親切に接し、お客様の困りごとに「打てば響く」ようにご相談に乗れるようになりました。
「開発型」のものづくり会社としては研究開発を積極的に進め、「水素分野ならタカイシに聞け」と言われるほどになりました。
10年前にこんな会社になるとは、まったく思ってもみませんでした。本当にびっくりします。
間違いなく私一人ではここまで来ることができませんでした。それもこれも、こんな若造を信じてついてきてくれた、スタッフの皆さんのおかげです。
そして暖かく厳しく見守っていただいたお客様と、たくさんの偶然ともいえる出会いのたまものです。
それでもできていないことがまだまだたくさんあります。これからも試練も失敗もたくさんあるでしょう。
ですが、今の仲間の皆さんとならどんなことでも乗り越えていけると思います。
これからも「いい人」がたくさん集まる「いい会社」を目指して、「しつこく真剣」に頑張っていこうと思います。