毎年恒例、一泊二日の「合宿」が今年も行われました。
数えて7回目となる今回の合宿のテーマは「ディスカバリー(発見)」です。日ごろ気づかなかったことの「発見」、仲間の意外な一面の「発見」、自分の新しいテーマの「発見」と、この合宿で何か新しいものを見つけてほしい、という意味です。
今回の合宿の運営は各工場から自主的にメンバーが集まり、テーマ決めから開催場所決め、会場手配やカリキュラムまで、ほぼすべての運営を自分たちで考えて行ってくれました。7年前の第一回の時は宿の手配からスケジュールまですべて私が手配していたことを考えると、隔世の感があります。私は純粋に参加者として楽しませていただきました。
今回は大阪の本社工場で行われました。昼休み中に三工場から続々と人が集まってきます。
合宿は昼イチからスタートしました。5人程度のチームで現場を回って改善すべき点を指摘します。安全・5S・見える化・作業のしやすさなどなど、いろんな点から指摘が出ました。
大阪の工場・事務所を回って、改善点を付箋に書き出します。普段当たり前になっていることでも、改めて回ったり、他の工場の視点で見ると、色々な点が指摘されていました。
全部署を回ったら、付箋を模造紙に書き出し、「時間」「コスト」の二つの軸で分類します。
その後参加者全員が集まり、各チームごとにまとめた結果を発表しました。チームごとに100点以上の改善点が指摘されていました。チームによって視点が違う点もあり興味深く、でも基本となる気づきはどのチームも同じでした。
大阪の班長さんたちのコメントもありましたが、やっておいたらいいなとかあそこ気になるなと思いながら、毎日の業務の中で後回しになっていたところが改めて改善点として浮き彫りになっていた感じがありました。
私も参加者の一人として聞いていましたが、いいところに気づいているなあ、改善していけばもっといい工場になるなあ、と感じました。
今回のテーマ通り、新しい「ディスカバリー」があったと思います。