先日吹田の「千里住宅博」に行って、「スマートハウス」の話をたくさん聞いてきました。
今年は電力不足が叫ばれているので、各ハウスメーカーさんはどんな省エネ・エコに取り組んでおられるのかな、と思いながら。半分以上物見遊山でした(^^
断熱材やら二重サッシやら、緑化やら、通気性を良くしたりやらで、各メーカーさんは非常に特徴を出しておられました。
中でも今注目なのは、エネファームと太陽光発電の組み合わせなのだそうです。以下、聞いた話です(聞いたところが大阪ガスのブースなので、エネファーム中心の話になりました)。
ガス温水システムにはエコジョーズ・エコウィル・エネファームといろいろあって、そもそも「エネファームは何?」と思っていたのですが、これは家庭用の「燃料電池」なのだそうです。
「燃料電池」って水素をボンベにためて発電するのか、危ないものかと思いきや・・・
天然ガス(普通のLPガス)から水素を取り出して発電するのだそうです。必要な時に水素を取り出しためないので、安全で効率的なのだとか。
また、発電の時に出る熱でお湯を沸かしてタンクにためられるので、効率がいいそうです。ガスから発電するので、電気代はかからず、ガスの料金体系もお得なのだそうです。このエネファーム一基で、家庭の電気使用量の70%ほどまかなえるそうです。
太陽光発電と組み合わせると、さらに効率的に発電できるそうです。お湯や電気ををよく使う朝や夕方はエネファームで発電して、太陽が出ている日中は太陽光で発電して・・・節約ばかりで我慢しすぎずに快適に過ごせますよ、ということです。
問題は初期費用がまだ高いこと。光熱費は節約になるし、補助金は出ますし、発電が多ければ電力会社に売ることもできるけれど、それで「元を取ろう」というのは厳しそうな感じでした。
一消費者としてはじっくり話を聞いて、「へ~なるほど、もうそんなに普及しているのか」と思っていました。「何も知らないおじさん」としてお話を聞いてしまいましたが、ゴムパッキン屋としてはちょっと悔しい思いです。
ガス機器向けに祖父の代から50年以上パッキンを納めているのに、エネファームにはわが社の製品は使われていない。というか、使われているのかどうかも知らない・・・
ムムム、、、営業が足りないのかなあ・・・床暖房にも温水・熱水にも使われているのに・・・
知識不足だ、なんて思ってしまいました(^^; 悔しいけれど、人のせいにするものでもありません。まだまだ勉強が足りません。
結局時間が足りなくて、住宅博の展示場も数件しか回れませんでした・・・