社長ブログ・ゴムのヒント社長ブログ・ゴムのヒント
2012年4月16日

変革合宿2012 (その1)

4月13・14日に、今年も兵庫の山崎工場で一泊二日の「変革合宿」を行いました。

今回で4回目になります。会社を変革しよりよいものにしていこうという気持ちがある人なら誰でも参加できます。参加者は毎年増え続け、今回は3工場から39人もの人が参加しました。これは会社の全スタッフの約半数に当たります。

13日の金曜日は、午後に山崎工場に集合しました。そしてまずは去年もやったことですが、実際に山崎工場で現場を見ながら、この工場をもっと良くするためにはどうしたらよいか、改善アイデアだしを行いました。
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まず5人ずつ8グループに分かれて、昨年から取り組んできたことを工場の人に紹介してもらいました。そのあと各工程を見てまわり、付箋に気づいた点、改善点を書き出していきました。
去年一年間で山崎工場の人たちも一生懸命改善に取り組み、かなり変わってきました。一年ぶりにきた人たちは「見違えるようだ」と言っていました。それでも変わってきたからこそ、新たに見えてくるものがあるようです。見回りが終わった後、付箋を工程別に貼りだしましたが、ざっと200枚出たでしょうか。
 
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それを時間・費用の軸で分け、優先順位の高いものからまとめて、実際に一年かけて取り組むべき「山崎工場の改善スケジュール」を組んでいきました。

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多くの人の様々な角度から指摘を受け、今までなかったものが短時間の間にみんなの手で組み上げられていく過程は、今年も感動的ですらありました。
 
山崎の工場長は、去年は指摘されることに対しマイナスにとらえていて、何をダメだしされ、怒られるんだろうとびくびくしていました。しかしこの一年間の取り組みに自信をつけたのと、実際に取り組んでみることで改善点をみんなで出すことの有効性に気付いたようです。今年は「どうぞ見て、たくさん改善点を出してください」とニコニコして私たちを迎えてくれました。
実際、「みんなの目で見てもらうことで、いつも自分たちの気づかなかったことが見えた。違う工場の人が言ってくれるので、刺激があるし、やる気になる」そうです。また、鳥取工場の工場長は「山崎は改善点探しをしてもらって、楽をできていいなあ。鳥取でもやってほしいです」と言っておりましたので、同感だったのでしょう。

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「改善は一人の100歩より100人の一歩」といいますが、一人の目だけでなく多くの目で見て多くの頭で考え、それを纏め上げる事の重要性を体感できた一日でした。
  • プロフィール

    高石工業株式会社 代表取締役 高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    高石秀之

    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

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