技術部の高橋です。
今回は、SuiSui(行列スキップ)についてお話ししたいと思います。
行列スキップでまず最初に思い浮かぶのは、テーマパークの仕組みです。
ディズニーやUSJでは、追加料金を払うことで長い行列をスキップできる優先パスがすっかり定着しました。
限られた時間を有効に使いたい人にとっては、とてもありがたいサービスで、
多くの人が助けられたことと思います。 (財布の中身は助からないことにはなりますが…)
そして最近では、この“並ばずに済む仕組み”がテーマパークの外にも広がりつつあります。
人気の飲食店、イベント会場、サウナ、観光スポット、さらには医療機関まで、
さまざまな場所で「待ち時間を短縮できるサービス」が登場しています。
忙しい現代では、時間を買うという考え方がますます身近になってきました。
その中でも特に注目されているのが、飲食店向けの優先入店サービス SuiSui です。
行列のできる人気店で、スマホから優先入店チケットを購入できるというもので、
まさに“外食版ファストパス”。 混雑状況によって料金が変動する
ダイナミックプライシングを採用しており、2026年のトレンドとして一気に広がり始めています。
ただ、こうした流れを見ていると、私はどうしても心のどこかで引っかかる部分があります。
便利さを否定するつもりはまったくありませんし、
むしろ多くの人にとってメリットがあるのも理解できます。
それでも、「お金を払えば優先される」という仕組みが広がることで、常連として通っている人や、
普段からその場所を支えている人が不利益を受ける場面も出てくるのではないか、
そんな思いがふと頭をよぎりました。
たとえば飲食店なら、初めて来た人が優先され、何度も通っている常連が
後回しになるような状況が生まれるかもしれません。
「最初の一回は行列に並ぶ」、「リピーターのみ優先入店を購入できる」など、
常連を大切にする仕組みがある方がより価値が高まると思います。
もちろん、便利さが進むこと自体は悪いことではありません。
むしろ、時間を効率的に使える仕組みはこれからの社会に必要なものだと思います。
ただその一方で、「誰が優先されるべきか」、「常連や地域の人はどう扱われるべきか」 といった、
人と人との関係性に関わる部分は、置き去りにしてはいけない気がしています。
SuiSuiはとても魅力的なサービスですし、これからさらに広がっていくでしょう。
だからこそ、便利さの影にある小さな違和感にも目を向けながら、
“みんなが気持ちよく利用できる仕組み”が育っていくことを願っています。






