社員の「のびのび」ブログ社員の「のびのび」ブログ
2021年10月04日

フェンシング

こんにちは。
鳥取工場 石原顯(あきら)です。

 


すっかり秋らしくなった今日この頃皆さんはどうお過ごしでしょうか?
相変わらずのコロナ禍ですが、無事に東京オリンピック、パラリンピックも
閉幕してまたいつもの日常に戻りました。

 

 


いかにも自分がオリンピック参加していたみたいな書き方ですが、お察しの通り
テレビ観戦の方です(笑)

 

 


数々の金メダルが出た中で今回は、フェンシングについて少し書こうと思います。
東京オリンピックではフェンシング競技 種目エペ団体で見事、金メダルを獲得しました。
おめでとうございます。
私も高校、大学と7年間フェンシングをしていましたので今回の金メダルはとても嬉しいです。

 

 


フェンシングってあれじゃね?白タイツはいて、仮面かぶってやるやつでしょ(笑)
街行く人、経験のない人たちは皆そう言うのです。その通りです(笑)。

 

 

正確には白タイツではないですけど、特殊な素材で編み込まれたユニフォーム上下と
ハイソックスです。
フェンシングの剣がユニフォームを貫通しにくいように頑丈に作られています。

 

 


フェンシングの判定は、緑と赤のランプが付いた機械で判定できるようになっており
相手を剣で突いた際に、自分側のランプが点灯するようになっています。
例えばA君が緑、B君が赤のランプだとすると、A君がB君の有効面を剣で突くと
緑色のランプが点灯するという事です。

 

 


フェンシング競技は「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目あります。
「フルーレ」は前回オリンピックで個人銀メダルを獲得した太田雄貴選手が有名ですが
フェンシング競技で最も競技人数が多い種目になります。

 

 

簡単に説明しますと有効面は下記の画像の胴体部分です。それ以外は無効です。
有効面が限られているので、正確な剣さばきが求められます。
後は同時に胴体を突いた場合、どちらが優勢なのかは、剣の動き、体が攻撃態勢にあるかどうかなどを審判がジャッジしてどちらかのポイントになります。両者同時にポイントが入ることはありません。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、フルーレ剣の先端にはバネ付きのスイッチが付いており、500g以上の力でそのスイッチを押さないと電気が流れない仕組みになっています。なので仮に490gしか押す力が無かったら、ランプは点灯しません。

 

 

 


次はサーブルです。
「サーブル」 とは、両腕、頭部を含む腰から上の上半身全てが有効面となる競技です。 騎兵隊の剣技から発展した競技で、 馬を傷つけるのは不名誉なことであったことから、上半身のみが有効面になったといわれています。
サーブルは突くというよりは斬り合いと表現するほうがわかり易いかもしれません。

 

 

 

 

サーブル剣には先端のスイッチはありません。簡単に行ったらただの鉄の棒です。
上半身どこでも触れただけで電気が流れます。電流イライラ棒みたいなものです。
相手の剣をよけながら、相手の有効面に剣を当てる。簡単に言ったらそんなところです。
一瞬で勝負が決まります。突く動作ではなく斬る動作なので動きが他の2種目とは全く違います。

 

 

この競技も、フルーレと同様に両者のランプがついた場合、どちらが優勢かを審判がジャッジします。審判も大変です・・・。早すぎて見えないですから(笑)

 

 

 

 

 

 


最後は今回団体金メダルを取った「エペ」です。
これが一番シンプルです。
有効面全身、ポイントはランプが付いたらポイント。なので両者についたら両者ポイントです。

 

 


 

ほぼ同時に剣先端についているスイッチを押さないと両方のランプが点灯しないようにできています。相手に突かれたと思って、とっさに相手を突いたとしても、時すでに遅しでランプは点きません。

 

 

胴体部に向けて剣が来たと思いきやフェイントで、急に剣先を靴先に向けられて靴先を
突かれるなんて技もあります・・・。何せ全身有効面なので。
全身有効面だからこそ、安易に攻められない難しい駆け引きです。
この剣の先端にもスイッチが付いており、エペの場合は750g以上の負荷が無いと電気が流れないようにできています。より強く突きなさい!という事です。


 

 

 

 

ご説明した通り、それぞれの競技の特徴があります。
正確さが必要なフルーレ。
スピードが必要なサーブル。
ゆっくりだけど技が必要なエペ。
と言った所でしょうか。

 

 

僕はサーブルをやっていたのでスピードには自信がありましたが、今ではフェンシングを辞めているせいか、体も仕事もスピードには自信がありません。
フルーレも経験しているので正確さも兼ね備えていましたが、これまたフェンシングを辞めているせいかそのかけらもありません。
エペはほとんど経験が無い為、技は最初からありません。

 

 

フェンシングまた始めようかな(笑)
そうしたら、スピードも正確さも前のように取り戻せるかもしれないです(笑)(笑)。

 

 

このように、皆さんも現実逃避するのはやめて現実を見ましょう。
そうすればいつかきっと、「よく頑張った」と褒めてもらえる日が来るでしょう・・・。

 

 

さあ、しごと、しごと~~。

 

 

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