製造部 坂田
最近出入りの業者さんに週2回のペースで旋盤の研修をお願いしています。
旋盤とは加工物を回転させて、回転させていない刃物で切削する機械です。
以前(といっても30年位前ですが)は社内で金型を作っていましたので、その当時に使っていた旋盤がまだ残っています。
専門家にも見てもらいましたが、使い方が良かったのか、はたまたあまり使っていなかったのか、まだまだ十分に現役で使えるレベルにあるそうです。
金型に限らず、製品の成形時、また仕上工程時に使用する治具なども以前は自分達で作っていました。旋盤が使えると自分達が使いやすく、またすぐに良い物が出来るのでいろんな面で便利です。
しかし、社内で金型や治具を作らなくなったことで旋盤を使える人がだんだん居なくなり、その技術の伝承がうまく出来ていなかったこともあって、現在は旋盤本来の使い方をしていませんでした。旋盤を使える人がいなくなってからは非常に不自由を感じていたのです。
そこでこの度、業者の方に無理を言いまして教えを請うことにしました。
当初は製造部の係長だけが研修を受ける予定でしたが、その話を社内でした所、技術部の女性部員と製造部の部員が手を挙げて結局3人で習うことに成りました。
何回か終了してから朝礼で研修の感想を言ってもらったところ、思っていたより難しかったとの感想を述べていました。
(簡単そうに見えても奥が深いと思いますよ)
会社に若い人が多くなり、今後はより社員教育に力を入れていくとの社長の方針に沿って、そのプランを立てるのが私の大事な仕事だと認識しています。
旋盤だけでなく今後どんどんOJTを進めて行くつもりです。