社員の「のびのび」ブログ社員の「のびのび」ブログ
2009年8月24日

得手・不得手

製造部  くれまつ

 人間誰しも、得手、不得手ってのがあるものでございまして、当然私くれまつも例外ではございません。

私が小学生の頃から今現在まで、得意なものは不変でございます。
それは算数・数学の分野。

小学生ながらに、答えが一つしか存在しないというその明瞭さに惹かれたものです。
国語なんてものは、”この登場人物はどう思ってこうしましたか?”なんて問題など、
“そんなん作者でなければ分かるはずが無いやないか!”
“読んでる人の生い立ちや心境によって違って当然やないか!”
とうそぶいてみたりしたものでした。

どうも答えが定まっていない、曖昧なのが好きでないのです。

私、前職では税金を計算するお仕事でした。
法人税の計算などを行っておりましたが、税法と言う法律(文章)で決められている事にしてもその解釈する人によってとらえ方が全然違う。

税金を徴収する側は、より税金を取りたい。
税金を納付する側は、税金は出来るだけ減らしたい。

この気持の違いが、同じ文章である法律の解釈を変えてしまう…。
だからよく、監査が入って修正申告をする企業の決まり文句、
“税務当局との見解の相違がありましたが…”
などがある訳ですな。

そこで私なんかは、誰が読んでも同じ解釈でないとおかしいやないか!
と思ってしまうんですよね。

この考え方がどうも私万事に当てはまるようで、
どうも様々な事にくっきり線引きしたがる所がございます。

これは先日、当社でお世話になっているコンサルタントの方にも言われました…。
“くれまつさんは線を引きたがる所があるんで、出来るだけその線を点線に…”と。
いや、見透かされているようで怖かったですよ、正直。

そこで、今私が任されている業務についてですが、
その見事見透かされてしまったコンサルタントの先生のご指導の下、
“会社の社風を改善する”、
“現場の改善をする”
を目的としたプロジェクトチームのリーダーをやらせていただいております。

これって…、
やっていて感じているのですが非常に難しい…。

改善すると言っても仕組みを作って、「はい、お終い」では無いんですよね。
従業員の方、一人一人のベクトルを同じ方向に向けないといけない…。
これが一筋縄ではいかないんです。

まっ、大阪・山崎・鳥取までの3工場・全従業員が80名程の規模がある訳ですから
当然と言えば当然なのですけど…。

こうすれば皆の気持ちがこっちに向く!
って不動の答えが無いんですよね。
この人はこう、その人はこう、あの人はこう、


で、大変長くなっておりますが、
皆さん今までは前振りでこれからがこのブログの本題。
いや、こうして記事考えてる本人もびっくりですよ。
よくもまあ、こうウダウダと書けるなと…。
逆に要点をまとめてピシッと書けないのか?と。
はい、これが不得手なとこなんでしょうね。

そして、その本題
実は先日講習会にまたまた行って参りました。
その内容は”問題点の抽出の方法と、その解決の手法”。
この問題点の抽出ってのが難しいんですよね。
で、講師の先生がおっしゃるには、固定概念を捨て去る事が肝心、
思い込みと決めつけが問題点の抽出には一番の障害になってしまうんですね。

で、私、
長かった前振りにもございました通り、ピシッと線を区切りがち。
柔軟に物事を見るのが不得手…。

前途多難でございます。
ただ、ただ、そうとばかりも言っておられないのも現実。

不得手だ、苦手だ、出来ないは仕事においては重要ではない。
何とかしようとする気があるのか無いのかが重要。
これは私の中で今まで仕事をしてきて感じた事。

つい最近の話、
職場で隣に座っている、年齢が一回り以上も違う若い女性に聞かれたのです。
“どうやったらパソコン使いこなせるようになりますか?”と
その時の私の答えはこうでした
“頭のいい人・知識のある人がパソコンを使えるようになるんやなくて、パソコンに興味のある人が使えるようになるんやよ”と。


いや、名言!と自分でも思いましたよ。

そして私の今の仕事もその気持ちで取り組めているんで、現在、五里霧中やけどなんとかなるのではないか?
と楽観的に考えておる次第でございます。

あ、この”なるようになるさ”って思えるのは僕の得手ですね。

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