製造部 フジタケ
少し前のことになりますが、4月20日と24日にゴム研の研修で研究所見学が2つありました。
簡単ではありますが、紹介させていただきたいと思います。
まず20日に見学した大阪府立産業技術総合研究所についてです。
ここは和泉市にありまして、主に企業と共に研究開発を行う所です。
特徴としましては、ゴムというよりは、金属やプラスチックの方の研究開発が主なのかな
という印象を受けました。
変わった試験設備だなと思ったのが、ダンボールの壊れ方を見る試験機です。
日本人は商品はもちろんのことですが、箱も商品の一つと捉えます。
この機械を使用して、ダンボールをどのように扱えばよいかテストするのかもしれません。
次に24日に見学した大阪市立工業研究所についてです。
ここは主に樹脂の研究を行っているところです。
そういった事から樹脂に関する機械がかなり揃っていました。
今回の見学のメインは樹脂を実際に加工しているところを見学できるという事です。
我々がゴムを加工する時に使用する機械は主に成形機になりますが、
樹脂では、射出成形・ブロー成形などがあります。
もちろんプレス成形機を使用する加工方法も見学できました。
生地の仕込み方に違いがありますが、基本的には同じでした。
見学していて、すごいと感動したのが、発泡樹脂です。
金型に生地を入れて圧力と熱を加える訳ですが、圧力を抜いた瞬間、ブァ~と膨らみました。
しかもすごい勢いで。
樹脂の加工を実際に見る事ができ、勉強になった一日でした。