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○○「ゴムって意外とおもしろい!」           ○
○      高石工業メールマガジン Vol.13      ○
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○○○○○○○○○○○○○○○★2009年7月25日号★○

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ゴムって実はおもしろい素材なんです―。

熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、配合一つで性
能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素
材なのです。そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取
り組みをお伝えします。

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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。
ご不要な場合はお手数ですが、このメールをそのままご返信下さ
い。次号より配信を停止致します。

★――INDEX――――――――――――――――――――★

[1]ゴムQ&A
  ~皆様からいただいたご質問を毎月1つずつご紹介!
     貴社の業務に役に立つヒントがあるかも?!

[2]社長コラム
  ~『社内報』

[3]営業部だより 今月の担当は佐藤です。
  ~『WEB経由でのお問い合わせは』

[4]高石工業設備紹介
  ~『試験材料を練るときには必須の6インチオープンロール。
    小回りのきくことが特長です。』
   

[5]ゴムに関するお困りごとを解決した事例集が完成!
  ~このメルマガをお読みの方にプレゼントいたします!

[6]高石工業NEWS
  ~『7月20日に社内で第3回5S大会を行いました。』

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■□ [1]ゴムQ&A
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【今月のご質問】
Q.
ゴムの試作を依頼できるところをインターネットで検索していた
ところ貴社のホームページにたどり着きました。貴社のページに
は試作を行うには成形だけでなく、切削も可能だとありますが、
それぞれどのように違うのでしょうか。またメリットとデメリット
はどういうものがありますでしょうか?  (京都府 Y社様)

A.
まず、金型を使っての製作は、たいやきを作るのと似ています。
上型と下型のあいだ(この空間をキャビティーといいます)に
材料を入れ、温度と時間と圧力をかけて形にします。

この金型を使う一番のメリットは寸法精度が高いことです。複数
個作ったときに寸法のバラツキが少ないことも特長といえます。

デメリットは金型代がかかることと、切削に比べて納期に時間が
かかることです。

一方の切削は、ゴムのかたまりから削っていく方法で製品を作り
出します。

切削のメリットは金型代がかからないので価格が比較的安いことと、
納期が早いことです。

デメリットはたくさんの数ができないこと、寸法精度が金型使用
時より劣ること、表面に削った跡が残る場合があること、です。

金型を使っての試作は当社独自の「簡易型」を使って製作します。
「簡易型」は量産用に使う金型に近い寸法精度が出せるにも関わ
らず、金型の制作費は量産用より安くて済みます。

「簡易型」については前々号のメールマガジンでもご紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。
http://www.takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/2009/06/-vol11.php/?mail090725

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ゴムに関するご質問に弊社スタッフがお答えします。
貴社の業務で発生した疑問・質問をお寄せ下さい。メールにて
回答いたします。

なお、お寄せいただいた質問およびその回答は次回のメルマガに
掲載させていただくことがあります。その際はその旨をお伝えし、
了解をいただいてから掲載いたします。
(貴社名は掲載いたしません。例)高石工業→大阪府 T社様)

「おことわり」
お答えできるのは弊社で製造できる製品に限ります。タイヤ・
ホース・樹脂関連などのご質問にはお答えできません。また配合
などの機密事項にもお答えいたしかねますのでご了承下さい。

ご質問はこちらから:
https://sv150.xserver.jp/~takaishi-ind/takaishi-ind.co.jp/contact/?mail090725

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■□ [2]社長コラム
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「私はよく社外の人から、
『あなたの会社の人たちは義理堅いですね。私の会社の人なんか
そんなにまではよくはして下さらないですよ』
というようなことを耳にすることがあります。義理とか人情など
の言葉を使うと今日の若い人たちから笑われるかもしれませんが、
人間がだんだんと機械化されつつある今日のように索漠とした世
の中にあっては義理・人情が潤滑油の役目として最も大切なこと
ではないかと思います。

ともかく、社外の人からもうらやまれるほどの人たちの集まりで
あるということは、誠に喜ばしいことであると思います。これも
ひとえに社長以下全員が、そうした社風を保ってこられた賜物で
あると確信しております。」

いつの話かといいますと・・・

40年以上前の社内報の記事です。(1965年1月)
まだ私は生まれていません。

社内報には社長の言葉や品質管理の提言・社内行事の感想など、
いろいろな記事が並んでいます。入社社員の紹介の記事では、
「○○さんが入社しました」、なんてことも書いてあります
(その○○さんはいまや部長ですから、その当時はどんな青年
だったのだろうと想像してみると楽しいです。)

今読んでもウ~ンとうなるようなすばらしい記事が並んでいます。
もう何十年も前の「資料」となっていますが、社内コミュニケー
ションのツールとして社内報は重要な役割を果たしていたようです。

この当時の社内報はだんだん記事を書く人がいなくなって、
10年弱で廃止になりました。いずれまたこのような社内報を
復活させたいと思います。

そして今も冒頭の記事のように書いてもらえるように頑張っていきます。

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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/blog/?mail090725

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■□ [3]営業部だより
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WEB経由でいただいたお問い合わせを担当している営業部の佐藤です。

WEBを通じていただくお問い合わせの内容は本当に多岐にわた
ります。過去の案件と同じだと思える内容はほとんどありません。

逆にいえば、それだけゴムはいろんな場所で使うことができ、
使用方法もいろいろあるんだなと、私たちが勉強させていただく
ことも多々あります。

お問い合わせをいただいたからにはそのすべてのお役に立ちたい
と思っているのですが、現実としてそういかないことがしばしば
あります。

価格がご希望とあわない、形状的に弊社で製作できる大きさを
超えているなど、その理由はいろいろです。

特に後者のような場合だと弊社のホームページの記載方法が適切
ではなかったのだろうかと、このようなことがあった場合はその
表現方法を会議の議題にするようにしています。たとえ成約に結び
つかなくても、いただいた案件すべてを今後に活かせるように
心掛けています。

ゴムの世界は幅広く、すべての領域を1つの会社がカバーする
ことはできません。弊社ができることもそう広くはありません。

しかし開発型の企業を目指している私たちは、少しずつでもお役に
立てるフィールドを広げていこうと、積み重ねた技術をもとに
経験のない案件にも日々チャレンジしています。

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●社長に負けじと社員も「社員の『のびのび』ブログ」を書いています!
社員一人ひとりの横顔と仕事に取り組む様子をぜひご覧ください。
月曜日から金曜日まで、交代で毎日更新。
http://www.takaishi-ind.co.jp/nobinobi/?mail090725

● 当社の「研究・開発への取り組みの様子」をお伝えする
「高石工業開発型ブログ『伸縮自在』」もおかげさまで
好評です。こちらは毎週月曜日の朝9:00更新!
http://www.takaishi-ind.co.jp/jizai/?mail090725

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■□ [4]高石工業の設備ご紹介
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『6インチオープンロール』

これは試験ロールと呼ばれるもので、オープンロールの中では
小さいサイズになります。
サイズが小さいので、配合を試すときなどによく使用します。

試験片作成の際は、オープンロールは欠かせません。
試験片を成形するためには、材料を練って「分出し(シート状に
加工)」する必要があります。その際、材料が混ざっているかどうか、
つまり配合薬品が均一に分散しているかどうかが重要になります。
きれいに分散していなければ、均一な試験片はできません。
このロール作業がきちんとできるかどうかが腕の見せ所になるのです。

私たちは6インチロール2台のほかに14インチロール1台、16
インチロール1台、18インチロール2台を使用しています。量産
の製品はサイズの大きいロールを使い、毎日ゴムの分出しをして
おります。

試験片作成のための材料を準備できるのも、日ごろからミキシング
ロールを使いこなしているからです。

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弊社では皆様からのご注文、ご期待にお応えするべくさまざまな
設備を取り揃えています。小さなものから大きなものまで1つひ
とつがお客様のご要望を「かたち」にする大切な財産です。
他の設備はこちらから
http://www.takaishi-ind.co.jp/making/factory.php?mail090725

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■□ [5]ゴムに関するお困りごとを解決した事例集が完成!
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弊社営業マンは日ごろお客様より、ゴムに関するさまざまなご相談
をいただきます。そのご相談には担当営業マンに限らず、全社をあ
げて最良と思われる解決方法を考え、そしてお客様へ提案というか
たちでお返事をさせていただいています。その結果、これまでにた
くさんの問題解決のお役に立ってきました。

そして今回、その解決事例集を1冊の小冊子にまとめ、皆様のお手
もとにお届けすることになりました。弊社のノウハウが詰まった1
冊です。貴社の業務にもお役に立つのではないでしょうか。

ご希望の方はお手数ですが、以下の破線内にある必要事項をご記入
の上、件名に「小冊子希望」とお書きいただきメールにてご返信く
ださい。

近郊の方は営業マンが順次お届けに上がります。遠方の方は申し訳
ございませんが、郵送となります。

———————————————————————–
郵便番号:
ご住所:
貴社名:
部署名:
ご担当者:

———————————————————————–

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■□ [6]高石工業NEWS
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7月20日の祭日を利用して本社で5S大会を行いました。

普段手が届かないところのほこりを落とすチーム、階段や床の
ペンキを塗るチーム、道具の収納方法をさらによくしようとし
ているチーム、などなど。今年3回目とあって各スタッフとも
段取り良く行えたように思います。

しかし問題はこれから。

いかに継続し、いかに普段の行動から意識がけができるかです。
5Sでいうところの「清潔」と「躾」の部分ですね。

3Sまでは機械的にでもできますが、それ以降は人間の意識が
大きく問われる部分です。「せっかくきれいになったのに…。」
などという声が上がらないように、みんなで5Sの意義を常に
意識しながら日々の業務にあたれるようにしたいと考えています。

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 編集後記
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関西ではそろそろ梅雨が明けますね。梅雨の前半はあまり降ら
なかったのに後半になって夕方を中心によく降ったような気が
します。先日の皆既日食もあいにくの曇り空で、仕事の合間に
空を眺めていましたが、結局見ることはできず、とても残念で
した。でもこれからは夏本番です。体調管理には十分気をつけ
て暑い夏を乗り切りましょう!     (営業部 佐藤)

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発行:高石工業株式会社
〒567-0897大阪府茨木市主原町3-18
TEL 072-632-3365(代)FAX 072-635-1287
web http://www.takaishi-ind.co.jp/
メール otoiawase@takaishi-ind.co.jp
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