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○○「ゴムって意外とおもしろい!」           ○
○      高石工業メールマガジン Vol.59      ○
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○○○○○○○○○○○○○○○★2011年6月25日号★○

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今年もあっという間に折り返しとなりました。しかし、まだ6月
だというのに暑いですね。まだまだ夏は始まったばかりですから、
体調を崩さないようにご注意ください。

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ゴムって実はおもしろい素材なんです―。

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素
材なんです。そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取
り組みをお伝えします。

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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。

ご不要な場合はお手数ですが、
「このメールをそのままご返信いただく」か、
「以下のURLへアクセスの上、メールアドレスを入力」して下さい。
次号より配信を停止致します。
https://sv150.xserver.jp/~takaishi-ind/takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/cancel.php

★――INDEX――――――――――――――――――――★

[1]ゴムの「Knowledge」
  ~『カップリング剤1。無機質や金属と有機ポリマーの界面に
    強固なブリッジを形成させる化合物です。』

[2]社長コラム
  ~『機械要素技術展が終わりました。』

[3]「のびのびブログ」より 今号の担当は営業部 佐藤
  ~『メールの返信』

[4]今月の気になる商品ご紹介
  ~『雨が降ったら宿泊料がタダになる。
    「降水お見舞いサービス」をご紹介します。』

[5]高石工業ニュース
  ~『「第23回フルードパワー国際見本市(IFPEX)」に出展します。』
    
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■□ [1]ゴムの「Knowledge」
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「カップリング剤」

1.カップリング剤とは

本来、結びつきにくい有機材と無機材を結びつける仲介役の働きを
する薬品です。

ゴムの世界で言うと、ゴムを補強する際に最もよく用いられる
補強材はカーボンブラックですが、淡色のゴムなどに用いられる
補強材であるシリカやクレーなどはカーボンブラックに比べて
補強性が弱いため、これらの補強材とゴムとをよりしっかりと
結合させてやることが必要です。
その際にもちられるのがカップリング剤です。

カップリング剤を配合することで、白色系の補強材とゴムとの
結合を強固にし、補強効果を向上させる効果を与えてくれます。

一方、ブラックカーボン用のカップリング剤も存在します。
ゴムの補強性のほか、充てん剤の分散性を向上させたりする効果が
あります。

2.カップリング剤の種類

1)シラン系カップリング剤

有機物とケイ素から構成される化合物。一つの分子中に
有機官能基と加水分解基といった2種以上の異なった
反応基を持っています。

2)チタネート(チタン)系カップリング剤
   
   もともとはアメリカのメーカーで開発され、現在は技術導入
され国産化されています。おもにフィラーを分散させる働きが
あります。

3)アルミネート(アルミニウム)系カップリング剤

   充填剤の表面処理剤、顔料分散剤として使われます。ゴムに
   添加されることはありません。

カップリング剤には大きく分けてこの3つに分類されます。

次号では具体的なカップリング剤についてお話します。

※お断り
この項目に記載している記述内容はあくまでも一般的に知られて
いる事柄です。弊社独自のノウハウを開示したものではありません。

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■□ [2]社長コラム
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「機械要素技術展が終わりました」

6月22~24日に東京ビッグサイトで行われていた、
「第15回機械要素技術展」の三日間が終わりました。
3日間立ちっぱなしで、しゃべり倒しで、なかなかに疲れました。

昨年に続いての出展でした。今回は営業さん中心に話し合って、
展示方法を変えました。

ただサンプルを展示する、技術を紹介するのでなく、
お客様が知りたいであろうテーマを3点、
「グリスレスゴム」
「金具とゴムの一体成形」
「耐塩素水EPDM」
に絞りました。

紹介のポイントを絞ったせいか、お客様が足を止めてサンプルを
手に取り、じっと展示を見る場面が増えたように思います。
実際お客様からも「展示がわかりやすい」とのお声をいただきました。

こちらからムリにお声がけはしていないのですが、展示物を手に
したお客様から自然にご質問をいただけていたのは収穫でした。
去年より全体のお客様の数も増え、ブースに来られるお客様も
絶えることなくひっきりなしでした。

いろいろな展示会に出展しだして約5年になります。
いろいろな場所や規模の展示会に出展してきました。

その結果、今は出展回数も場所も、私たちに合うサイズがわかって
きました。

今では毎年展示会だけで会う人もいます。また、展示会場で会う
方々から親切にも有用な情報を得ることができます。一方、前に
進むための宿題も沢山いただいています。

今回新たに名刺交換をさせていただいた方、お話をさせていただいた方、
沢山のご縁をいただきました。

一期一会と申しますが、名刺交換をさせていただいた方には
これからこのメルマガを流させていただきます。

半年・一年・3年後にでも、何かゴムのことでお困りになった時に、
私たちのことを思い出していただければ幸いです。
いつでもお気軽にご相談ください。

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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/blog/?mail110625

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■□ [3]「のびのびブログ」より
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「メールの返信」

高校時代から付き合いのある友人と久々に食事に行こうかと4人に
メールで連絡をしました。

すると、連絡した当日に返事が返ってきたのが2人、2日後に
返ってきたのが1人、3日後が1人でした。

そのとき、何気に気が付いたのが、4人の職業です。

返事が連絡当日に返ってきたのは、「営業職」と「販売業」に就いて
いる人たちからで、2日後は、「調理師」、3日後は「整備士」に
それぞれ就いている人たちからでした。

ひょっとして、と思い、別のグループの3人にも同じような
メールを送ることにしました。
(決して実験ありきではなく、あくまで食事行くことがメインです。)

すると、やはり「営業職」と「販売業」の仕事をしている人
たちからは当日に返事があり、「事務」をしている人からの
返事は2日後でした。
営業職とその事務の人は同じ仕事場で働いているにも関わらず
です。

つまり、「人に接する職に就いている人」からの返事は早く、
そうでない人は時間がかかっているようです。

サンプル数が多くないし、いろんな事情もありますから、職業
だけでは判断できないところもありますが、どちらかというと
お客様と接する仕事をしている人は体がすぐ反応するように
なっているのかもしれませんね。

私たちの仕事に立ち返ります。

お客様からのお問い合わせに対してのレスポンスの早さは
お客様の満足度にも直結する大きな問題です。

もちろん早ければ早いほど良いのですが、もっと重要なのは
バランスです。

ある問い合わせに2時間で返事をしたとしても、別の日に
同じような質問が来たときに返信に4日も5日もかかるような
ことがあればそれは信頼を損なうことにもつながりかねません。

私たちはお客様からのご連絡にはできる限り早くお返事をする
ことを心がけていますが、しっかりできているか、定期的に
お客様ご本人にお聞きし、できていないところは改善につなげて
いければと思います。

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●社長に負けじと社員も「社員の『のびのび』ブログ」を書いています!
社員一人ひとりの横顔と仕事に取り組む様子をぜひご覧ください。
http://www.takaishi-ind.co.jp/nobinobi/?mail110625

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■□ [4]今月の気になる商品ご紹介
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ホテルや旅館といった宿に泊まるときは、天候がどうであれ、
宿泊料が変わることは基本的にありませんよね。

せっかく旅行に行って、雨続きで何もできなかったとしても
それは誰が悪いのではなく、運が悪かったとあきらめるしか
ありませんでした。

ところが、雨が降ったら宿泊料金全額をキャッシュバックして
くれるというサービスを始めた会社があらわれました。

インターネットでホテルの予約を仲介する「ベストリザーブ社(大阪市)」は、
予約された宿泊日に雨が降れば宿泊料金を全額返してくれるちょっと
変わった宿泊予約を受け付けています。

その名も「降水お見舞いサービス」。

全国1000軒以上のホテルや旅館が対象で、宿泊予定日の4日前までに
予約をおこないます。そしてクレジットカードで宿泊料金+その5%に
あたる保険料を支払います。

あとは、万が一、雨が降れば宿泊料金が返ってくるという、いたって
シンプルなもの。

「それじゃ、梅雨時ならタダになることが多いんじゃないの?」
とか、
「雨ってどれくらい降ればいいの?」

という疑問をもたれるかもしれません。

宿泊料金が返ってくる条件は、
「宿泊する当日の13時~18時と、宿泊日翌日の8時~13時の合計10時間に、
1時間あたり0.5mm以上の雨が降り続いた場合」
と、決められています。

なんだかここに”ミソ”がありそうですね。

ちょっと考えてみました。

「宿泊する当日の13時~18時と、宿泊日翌日の8時~13時」と
いうことですが、そんな時間をおいて都合よく雨が降ることはない
でしょうから、基本的には24時間、雨が降り続く日と考えた方が
いいでしょう。

で、「24時間雨が降り続く日」って皆さんの記憶にありますか?

おそらく、雨が降り続いた日はあるにはあるんでしょうけど、
すぐには思い出せないぐらいのことだと思いますので、あまり
このような日に出くわす期待は持てないのかもしれません。

ちょっとだけ過去の天気を調べてみると、大阪は2010年3月24日
から25日にかけて断続的にですが雨が降り、上記の時間はずっと
0.5mm以上の雨模様でした。

さて、みなさんが旅行や出張に行かれる時に、このような天候に
出くわすことがあるのでしょうか。

もっとも、旅行に行かれる時などは、万が一に備えて保険をかけて
みる意味でも、こういった申し込みもしておくのもいいのかもしれ
ません。返ってきたお金でもう一度、どこか別のところに行けるの
ですから。

以上、今月の気になる商品ご紹介でした。

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■□ [5]高石工業ニュース
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『第23回フルードパワー国際見本市(IFPEX)』
に出展します。

◆『第23回フルードパワー国際見本市』

会期: 2011年7月20日(水)~22日(金)
時間: 10:00~17:00
会場: 東京ビッグサイト 東展示棟
併設・同時開催:「パワートランスミッションエキスポ2011」
「テクノフロンティア2011」

「フルードパワー国際見本市」は日本で唯一のフルードパワー技術
および同機器・システムの専門見本市として、業界の最新技術や
新製品の開発動向等を全世界に発信する展示会です。

この展示会は3年に1回開催され、今回で23回目となる歴史ある
展示会です。

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弊社のブースでは両展示会とも製品をこれまでとは違う3つの
カテゴリーに分けて展示を行います。

ブースの全体像もほぼ決まり、現在は詰めの作業を行っています。

なお、ブース位置は「3F-14」に決まりました。会場全体のほぼ
中央に位置します。
皆様ご来場の上、ぜひ弊社ブースにお立ち寄りください。

なお、展示会へのご入場には招待券が必要です。招待券がない場合は
1,000円の入場料が必要となります。招待券は7月上旬から発送を
始めますが、お持ちでない方へは招待券をお送りいたしますので、
営業部 佐藤までご連絡ください。

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 編集後記
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この間の日曜日に扇風機を買おうと家電量販店に行きました。
ところが、扇風機のコーナーには床に置くタイプが一台もありません。
すべて売り切れたんだそうです。残っていたのは、壁に掛ける
タイプか小型のタイプ、もしくは15,000円する高機能タイプだけ。
入荷の時期を聞くと、「まったくわからない」と店員さんも
困っているようでした。

関西地方も節電を心がけてほしいと呼びかけがあり、ニュースでは
扇風機がよく売れていると聞いていましたが、まさか売り切れて
いるとは思いませんでした。

入荷しないならもう仕方がないので、この夏は1台の扇風機を
部屋から部屋へ移動させながら使おうかと思います。(面倒だ…)
(営業部 佐藤)

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発行:高石工業株式会社
〒567-0897大阪府茨木市主原町3-18
TEL 072-632-3365(代)FAX 072-635-1287
web http://www.takaishi-ind.co.jp/
メール otoiawase@takaishi-ind.co.jp
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