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┏┿━━「ゴムって意外とおもしろい!」━━━━━━━━━┿┓
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┃       高石工業メールマガジン Vol.161

┗┿━━━━━━━━━━━━━━━━2016年3月1日号┿┛

そろそろ花粉が飛ぶ季節になりました。今年は例年より少ない
地域が多いそうですので、花粉症の方にとって楽になるといいですね。
まだ発症していない方も予防だけは万全に。
では3月1日号をお届けします。

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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。

ご不要な場合はお手数ですが、
「このメールをそのままご返信いただく」か、
「以下のURLへアクセスの上、メールアドレスを入力」して下さい。
次号より配信を停止致します。
http://www.takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/cancel01/

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ゴムって実はおもしろい素材なんです―。

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素
材なんです。そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取
り組みをお伝えします。

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┃1┃社長コラム
┗━╋…─────────────────────────
  ┗『ベトナムに行ってきました。』

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┃2┃高石工業NEWS
┗━╋…─────────────────────────
  ┗『第12回 国際 水素・燃料電池展に出展します』
 
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┃3┃今月の気になる商品ご紹介
┗━╋…─────────────────────────
  ┗『人気の絵本をご紹介します。最近の絵本はちょっと違いますね。』

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┃4┃ゴム業界インフォメーション
┗━╋…─────────────────────────
  ┗『2015年のゴム生産量と出荷実績が発表されました。』

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[1]社長コラム
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◆「ベトナムに行ってきました。」

先週、ベトナムに行ってきました。

なぜベトナムにいたのかというと・・・かの地に新しい工場を作るためです。

ではなぜベトナムに工場を作るのかと言うと・・・

経営状態が良くないのか?いいえ、違います。

日本国内の工場を閉めるのか?いいえ、違います。

安い労働力目当てか?いいえ、違います。

ではなぜか?

「とても大切なお客様がベトナムに進出するため」です。

このお客様は20年前からフィリピンに進出しているのですが、
業容拡大・リスク分散のためにこのたびベトナムに工場を
建設することになりました。

それで「レンタルする工場の隣が空いているから、高石さん来ませんか?」
というありがたいお申し出を受けて、私たちも進出することにしたのです。

もちろん、ベトナム進出を決断するまではとても考えました。
創業以来これまで68年間日本国内の3工場でメイド・イン・ジャパンの
いいものを作っていこうと頑張ってきました。

その「国内一貫生産」を崩すことになるのか?
ベトナムで日本と同じ品質のものを作れるのだろうか?
現地の習慣・衣食住になじむことができるのだろうか?
人財育成はどうしたらいいのだろうか?
機械や材料の調達はどうしたら?

当初私は必ずしもベトナムに進出するのに前向きでは
ありませんでした。
私の一番の願いは「一緒に働く人が幸せになること」です。

今まで会社で働く皆さんがとても頑張って社内を改善・改革
してきてくれました。「いい工場・いい会社」になりつつあります。
今いる人たちがハッピーになれないのなら、わざわざ海外に
工場を作る意味はありません。

そこへ誘ってくれたお客様が惜しみないサポートを申し出て
くださいました。

「高石さんには失敗してもらったら困る」とまで言ってくださいました。
ベトナム進出を考えているというと、お客様にとどまらず、
いろんな方面の方々が協力を申し出てくださいました。
これ以上ないという強い援軍です。

それらを考えたうえで、ベトナムを訪問しました。
そして、圧倒されるようなベトナムの活気と可能性を感じました。

我が社の「お客様のためになり、世間から必要とされ、
関係するみんなが幸せになる」という「経営理念」がぶれなければ、
この変化は新しいチャレンジであり、必要な変化ではないかと
思うようになりました。

経営とは決めるということ。今回の決断は、未知の世界への
新しいチャレンジです。これから、今迄の私たちの常識では
考えられない困難や壁も出てくると思いますが、それも私たちが
さらに成長するための試練だと思います。

越えられない試練はない、そう思い挑戦していきます。

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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/shacho-blog/?mail160225

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[2]高石工業NEWS
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◆第12回 国際 水素・燃料電池展に出展します

3月2日から東京ビッグサイトで開催されます
「第12回 国際 水素・燃料電池展(FC EXPO)」
に今年も出展します。

私たちが出展を始めて今回で8年目となります。

その間、会場の片隅に追いやられていると感じなくもない時期も
ありました。

が、2014年末にトヨタ自動車さんから燃料電池車「MIRAI」が
発売されたり、水素ステーションの建設がすすむなど、
「水素」を取り巻く環境は進化を続けています。

それにともない、私たちのOリングも水素ステーションでの
採用実績を増やし、今後もさらに拡大が見込まれています。

今回の展示会では実際に水素ステーションで使われているOリングを
展示するほか、これまでの実績についてもご紹介する予定です。

私たちが出展するFC EXPO以外にも下記の展示会が
同時開催ですので、あらたな取引先の開拓や情報の収集などに
ぜひ皆様ご来場ください!

●「第12回 国際 水素・燃料電池展(FC EXPO)」

会期:3月2日(水)~4日(金)10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
会場:東京ビッグサイト
弊社ブース:E40-43(東4ホールまたは5ホールの出入り口からお入りください)

●同時開催
第2回 電力自由化EXPO
第4回 [国際]風力発電展 ~WIND EXPO 2016~
第9回 [国際]太陽電池展 ~PV EXPO 2016~
第7回 太陽光発電システム施工展
第7回 [国際]二次電池展 ~バッテリー ジャパン 2016~
第6回 エコハウス&エコビルディング EXPO
第6回 [国際]スマートグリッド EXPO
第1回 [国際]バイオマス発電展

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[3]今月の気になる商品ご紹介
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◆人気の絵本をご紹介します。最近の絵本はちょっと違いますね。

今日は今人気の絵本を3冊ご紹介しましょう。

まずは「おやすみ、ロジャー -魔法のぐっすり絵本-」です。
絵本は子どもを寝かしつけるときの必須アイテムですよね。

この本は2月25日現在、amazonでも楽天市場でも絵本ランキングの
一位となっているすごい本です。

何がすごいかというと、物語に心理学のテクニックがたくさん
盛り込まれていて、話を聞くだけで眠気を必然的に誘うように
作られているところです。

例えば、物語の最初に
「ウサギのロジャーは【なまえ】と同じ年です。」
という内容の文章が出てきます。

この【なまえ】の部分には寝かせたい子どもの名前を入れて
読むことを意味していて、まず子どもを絵本の世界に入り込ませて
くれる効果があります。

次に、この本には「ゆーらゆら、ゆーらゆら」や「ゆっくり、ゆったり」など、
リラックスできるような言葉がたくさんでてきます。

また【あくびをする】という読み手への”指示”などもあり、
ドンドン子どもの眠気を誘ってくれるのです。

また「ウトウトフクロウ」さんという登場人物?がぐっすり眠れる方法を
教えてくれるというくだりでは、読み手が子どものお腹や足を
やさしくなでたりさすったりするという”合わせ技”も使われています。

「毎回、物語の途中で寝るので最後まで読んだことがない」という
声も多数あって、パパやママにすごい人気だそうですよ。

2冊目は世界的にも有名なディックブルーナの「じのない えほん」です。

本のタイトルにもあるように、この本には文字がありません。
読み手は絵を見て自由に話をします。お母さん、お父さんだけでなく、
おじいちゃん、おばあちゃんと読み手が変わると話だけでなく、
表現方法も変わりますよね。

そうすることで子どものキャブラリーを増やしたり、考え方の幅を
広げてくれる効果があるのだそうです。

ちょっと読み手のスキルが問われそうですね(^^;

3冊目は「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」です。

2013年の6月20日から22日にかけて、ブラジルのリオデジャネイロで、
世界が直面している環境問題と開発に関する国際会議
「Rio+20」が開かれました。

そのときのある大統領の演説内容をまとめたものがこの絵本です。

ある大統領とは、南米にあるウルグアイのホセ・ムヒカ氏です。

ホセ・ムヒカ大統領は報酬の80%から90%を寄付し、
自らは月に1000ドルほどのお金で質素に生活することから
「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれています。

もちろん大統領専用機なども持たず、資産は1987年製の
フォルクスワーゲンだけ。

余談ですが、このワーゲンにはちょっとした美談があります。

30年ほど前に作られたこのワーゲンは意外に価値があるのですが、
ある富豪から100万ドルで売ってほしいという打診があったとき、
「これは友人たちからの贈りものなので、
売ると友人たちを傷つけてしまうから売らない。」と、
その申し出を断ったんだそうです。

それ以外にも「世界でいちばん貧しい大統領」には
たくさんの逸話があるので、ぜひググってみてください。

話を本題に戻しまして、「Rio+20」での演説は次のような内容でした。

「大量生産、大量消費、そしてお金のために働きづくめである人生は幸せなのか」

「貧乏とはモノを少ししか持っていない人のことではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことではないのか」

「人は物を買う時は、お金で買っていないのです。そのお金を貯めるための
人生の割いた時間で買っているのですよ。」

「発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。」

「物を持つことで人生を複雑にするより、私には、好きなことができる
自由な時間のほうが大切です」

などなど。

この演説はyoutube(日本語の字幕付き)でも見ることができます。

モノを売るために不要な消費を促し、無駄な資源を使うことへの警鐘、
幸福とは何なのかということに対する持論、これらを理解しやすい
絵本で簡単に読むことができます。子どもよりもむしろ大人向けの
絵本かもしれません。

近頃の絵本は子ども向けのものばかりではないようですよ。
本屋さんの絵本コーナーで意外といい本に出合えるかもしれませんね。

以上、今月の気になる商品ご紹介でした。

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[4]ゴム業界インフォメーション
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◆2015年のゴム生産量と出荷実績が発表されました。

先日2月15日に、2015年一年間のゴム製品の生産と出荷実績が
経済産業省から発表されました。

これによりますと、昨年の総出荷金額は2兆2629億円で、
前年と比べて3.9%の減少となります。

品目別にみると、自動車用のタイヤは生産数量が1億5242万本で、
前年比5.4%、出荷金額でも1兆2334億円で5.9%のそれぞれ減少でした。

工業用品類では、防振ゴムが生産量3万3千トンあまりで前年比3.0%、
出荷金額でも1492億円で1.5%の減少です。

パッキン類は生産量が2万6981トンで2.9%、出荷金額が2374億円で2.4%減少。
その他、スポンジ製品も生産量で3.6%、出荷金額で1.2%、
ゴムベルトも生産量で9.1%、出荷金額で4.7%、
ゴムホースは生産量で1.2%、出荷金額で1.1%のそれぞれ昨年から
減少となるなど、自動車に関連する製品は軒並み減少となったようです。

2015年の車の生産台数は速報値で5%程度の減少と発表されていますので、
やはりその影響が出ているのでしょうか。

この辺りはサプライヤーメーカーとしてつらいところかもしれません。

2016年は自動車業界だけでなく、様々な業界で景気が
上向いてほしいところですね。

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 あとがき
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首や肩が凝るのは、肩甲骨まわりの筋肉が固まってしまっている
ことも原因かもしれない、といったことをテレビでみたので、
それから意識的にこの辺りを動かすようにしています。

やり方は簡単で、左右それぞれの手を肩(右手なら右肩)に
おいて、前と後ろにそれぞれ10回ずつぐるぐる回したり、
“前になれ”の格好からひじを体側につけたまま手を外に向けて
広げていって肩甲骨をすぼめるような体操をしたりするだけです。

デスクワークが続くときなんかは1時間に1回くらい動かすと
夕方になってもそんなに「凝ったなぁ」という感覚はない気が
しますよ。

肩こりでお悩みの方は一度試してみてくださいね。
(営業部 佐藤)

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