このブログは2008年くらいからやっています。
振り返ると、一年約100本、合計1379本書いています。
昔の文章を振り返ると、いろいろなことを書いていますね。
例えば東日本大震災直後の2011年3月・4月は「私たちは何ができるだろう」とたびたび考えています。
「足元を見つめなおして」という記事にはこんなことを書いています。
『東日本大震災が起こって、3週間が過ぎました。
ここしばらく、何をしたらいいんだろう・何ができるんだろうと考えています。
私ではボランティアも足手まといになるし、募金くらいしかできない。
でも本当にできることはあるはずだ、そう考えていました。
改めて見つめなおしてみました。
復興の支援になることは何か。自分の得意分野を生かせないか。
日々寒さに震え、人間的な生活ができず苦しい思いをされている方たちにどう力になれるのか・・・
その結果、「今の仕事を粛々と進めること」という結論になりました。
私たちの作っているゴムパッキンは(中略)それ単体では何の役にも立ちませんが、いずれも重要なライフラインの機器に組み込まれて、大事な構成要素になります。パッキンは普段目につくことの少ない地味ものですが、縁の下の力持ちです。
「仮設住宅を一刻も早く」
「お風呂に入れるように」
「赤ちゃんに安心なミルクを」
「清潔で衛生的な生活を」
いずれも私たちの作るゴムパッキンが一翼を担うのです。
まわりまわって被災者のお役にたつのです。
よくよく考えると、できることは足もとにありました。
それも毎日の仕事を進めること、私たちの作るものを安定継続して作り続けることで、です。
今こそ必要とされるところに必要なものを、寒さに震えている人たち・不便な生活を強いられている人に一刻も早く。「頑張ろう日本」というほど大上段なものではありませんが、私たちのサイズでできることはこういうことだと思います。』
読み返すと、その時にいろいろ考えた末の「決意表明」のような 文章になっていると思います。
振り返って今、新型コロナウイルスの影響が大きい状況下でも、基本的な考え方は変わっていないと感じます。
世の中は移り変わろうとも、「毎日の仕事を進めること、私たちの作るものを安定継続して作り続けること」こそが今私たちの果たす使命です。
今日も一日、 皆と力を合わせて頑張りたいと思います。