私が大切にしている言葉の一つに「得意悄然、失意泰然(とくいしょうぜん、しついたいぜん)」があります。
物事がうまくいっているときほど謙虚に、うまくいかないときほど落ち着いて、堂々としているという意味です。
中国・明代の儒学者、崔銑(さいせん)の「六然訓」にある「得意淡然、失意泰然」だと思うのですが、いつの間にか私の中で変化したのかもしれません。
人間ですから、物事がうまくいけば嬉しいですし、思い通りにいかなければ落ち込むこともあります。しかし、そのたびに一喜一憂していては、なかなか前に進めません。
仕事や生活が順調なときこそ、自分たちの力を過信せず、謙虚でありたいと思います。成果が出るのは、社員の皆さんの頑張りや、お客様、取引先の皆さんの支えがあってこそです。
一方、思い通りにいかないときこそ、冷静に現実を受け止め、次に何をすべきかを考えることが大切です。
苦しいときほど落ち着いて、前を向いていたいと思います。
もちろん、頭ではわかっていても、実践するのは簡単ではありません。私自身、まだまだできていないこともあります。
大切なのは、良いときにどれだけ謙虚でいられるか、悪いときにどれだけ落ち着いて行動できるかということではないでしょうか。
成功したときこそ頭を低くし、失敗したときこそ顔を上げたいものです。
これからも「得意悄然、失意泰然」の心を忘れず、目の前のことに一つひとつ誠実に取り組んでいきたいと思います。







