1月30・31日の2日間、福岡で「水素先端世界フォーラム2013」が開かれました。
このフォーラムは、福岡県の肝いりで開かれている世界的な会議で、水素社会の到来に向けての各国の取り組みや課題、進捗状況について発表・討議がおこなわれました。
私は昨年に続き3回目の参加になります。一日目はグランドハイアット福岡で全体発表、二日目は九州大学伊都キャンパスで専門的な技術発表が行われました。
一日目は大会場に数百人が集まって、概論的な発表でした。ドイツ、アメリカ、韓国などでの燃料電池の取り組み、そして日本の産学連携の状況などがわかりやすく発表されました。まだ本格的に水素社会が実用化されているくにはないそうで、日本もトップランナーの一つなのだそうです。それだけに産学連携や規制の緩和が大きな課題になっているそうです。
二日は専門部会です。50人程度の数会場に別れて、テーマごとに発表が行われました。私たちは高分子材料がテーマの会場へ。海外からの招待発表もあり、発表は全て英語です。一日目は同時通訳があったのですが、この日は通訳はなく、発表について行くのに精一杯。正直なところ、英語の理解が約半分、さらに内容が理解できたのがまたその半分でした。それでも、高分子研究開発の最先端に触れている感じは、知的好奇心を刺激されました。
フォーラム後の懇親会もフレンドリーに盛り上がり、大変貴重な時間を過ごせました。
私たちも微力ながら水素社会の研究開発の一端を担えればいいなと思える二日間でした。