先々週、ISO9001:2008の維持審査を受けました。
わが社は2007年に大阪工場で初めての認証取得をいただき、2011年には2008年度版の更新認証を受けています。ISO審査を受けるのは数えて5回目になるでしょうか。
ISO9001はプロセスアプローチで経営の目標に向かって組織全体で継続的改善を進め、PDCAを繰り返すことで会社の成長と利益の創出を目指すものです。そのためのツールですから、ISO9001と仕事の実際が別物のようにかい離して、手足を縛られていては価値がないことになると思います。
普段からそう考えて身の丈に合った運用を心掛けてはおりますので、特にISO9001審査のために何かをすることはないのですが、それでも見落としがないか確認のために、年が明けてからぼちぼち見直しを始め、準備をして審査に臨みました。
2日間、審査員の方と信頼関係を築きながら 審査を受けました。途中では解釈の問題で少々議論になることもありましたが、それも毎回のことですのでお互いに立場を尊重しながら意見を交わし、納得しながらすすめました。
その結果、今回は不適合の事項はありませんでした。グレーゾーンの確認事項はいくつもありましたが、不適合の指摘がなかったのは初めてのことです。普段着を心がけながらも準備してきた甲斐がありました。私自身としても、いやぁ勉強になります。会社の仕事の流れを一から見直した感じになりました。
これに満足をせず、さらに経営に生かして、目標に向かって全員参加で取り組めるツールにしていきたいと思います。