「今年も一生懸命がんばろう!」なんて新年の朝礼で言いました。
一生懸命とは「命がけで事に当たること。また、そのさま」という意味です。もともとは鎌倉時代の武士が先祖伝来の土地を命がけで守ったこと(一所懸命)に由来するそうです。
実は去年一年、私自身一生をかけて命をかけて取り組むべきもの、「これができたら死んでもいい」というものはなんだろう?と考えていました。
小さいころから「将来○○(例えばプロ野球選手)になるんだ!」なんて固い決意も夢もなく、今までもなかなか見当たらずに困っていました。しかし昨年末、会社での忘年会に参加して、見つけました。
それは「会社の皆さんを幸せにする」ということです。もうちょっと広く言うと、「会社のひと、その家族、関係者」ですね。
これは何年か前に作った「経営理念」にも書いてありますし、普段から言っていることです。気づいてみれば自分でも「なぁんだ」というものですが、改めて実感を伴って心から納得しました。
普段の仕事は仕事で私の思いを分かってくださってがんばって、それを離れても仲良く楽しそうにワイワイ飲んでいる人たちをみていて、私が掲げた「高石工業の人物像」にかなう、あるいはなりうる人たちはこの人たちだなあだと思いました。そして、将来の高石工業を作り出してくださる人たちはまさにこの人たちなんだなあ、と思ったのです。
私もそういう皆さんのために、いい会社にするよう、そして皆さんが働きやすい職場で、やりがいを持って仕事に取り組めるように一歩づつ前に進んでいこうと、思いを新たにしました。
この「一生懸命」は文字通り命をかけて取り組む価値があるものだと心から思っています。私たちを取り巻く世の中の環境は非常に厳しいものがありますが、私たちなら乗り越えていけるものと確信しています。