ひょんなことからマジシャンの方とお話しする機会がありました。
30代の、自分でもパフォーマンスをし、もっと若いマジシャンをマネジメントもするひとです。
「マジックで一番大切なのは「接客術」。お客さんに楽しんでいただく見せ方がある。
どんな現場でもお客様を楽しませて帰ってもらうのが一流。
初めて会う人たちの中でも、雰囲気を読んでそれにあわせたマジックをする。
このマジックしかしない、この現場はできないという人は世間に取り残される。
常に人と違うものを、新しいものをと考えていかないといけない。
この世界で生き残るには人とは違うものをオンリーワンを持つしかない。
すごい技術を持っているのにマネジメントができなくて、60歳を
越えても安い値段で現場に出続けている人がいる。それを見ていると
いい腕を持っているのになあ、こんなことをしている人じゃない
のになあ、と切なくなる。
マジシャンはサラリーマンになるのが嫌で入ってきた人が多い。
そういう人をマネジメントをするのはたいへん。この現場が嫌だ
というと、それでは仕事がなくなりますよというしかない。
お客様が子供のような目をして楽しんでくれると、良かったな、やってきた
ことは間違っていなかったんだなと思う。
若いマジシャンたちをマネジメントして、活躍の場を増やしてあげて、
世の中にいいマジシャンを増やしたい。」
これはマジックの話をしていますが、どの業種にも通じる話ですね。
考えていることは、まさに経営と同じだと思います。
ちなみに、いいお客様は「心に余裕を持っている人」だそうです(^^