さる7月6日、鳥取市で鳥取商工会議所主催の講演会「ほん
まちクラブ」に講演者として招かれました。
きっかけは5月18日の鳥取工場見学会です。見学に来られた
商工会議所の方に「講演してください」と直々にご依頼をいた
だきました。
まったく藪から棒の想定外な話で、今まで講演会を聞きに
行くことは良くあっても、多くの人の前に立ってしゃべっ
たことなんて一度もありません。年輪を重ねたわけでなく、
カリスマ経営者でもなく、話すような成功を収めている
わけでもなく、「私でいいんですか?」と困惑しながらも、
鳥取の地に貢献できるのなら光栄なこと、とお引き受けさ
せていただきました。
当日はプレッシャーに「元気がありませんね」と朝から言わ
れ、実際かなり緊張をしていましたが、自分で決めたのだから
と腹をくくって壇上に上がりました。
高石工業の紹介・高石工業の歴史・私たちがこれまでに取り
組んできたこと・今考えていること・これからの夢について、
約1時間お話をさせていただきました。
大きな反省点としては「あれもこれも」と内容を盛り込み
すぎ、60分の予定のところ、資料がパワーポイントで82枚
にもなってしまいました。
「1枚1分」の原則からすると、明らかに多すぎます。後半
かなり急ぎましたが、それでも58分かかりました。当初予定
していた質疑応答や工場スタッフへのインタビューをカット
せざるを得ませんでした。
また聴衆の方々のほうが知識・経験ともに豊富で、多くの修羅場
をくぐり抜けておられる方々ばかり。偉そうなこと・言わず
もがなのことをずいぶん言ったのではないかと今思い返しても
冷や冷やします。
集まった70人の方々は、しゃべりなれない若輩者のたわごとを
広い心で聞いてくださったのに違いありません。
参加者の皆さん、つたない話を聞いていただき、本当にありが
とうございました。普通なら一生に一度あるかないかの得難い
経験をさせていただきました。