鳥取県の「TPS研修会」の一環で、トヨタ自動車の「からくり道場」を見学させていただきました。
(これは展示ルームにあった初代クラウンです。レストアして今でも動くそうです。)
「からくり」とは、トヨタ生産方式(TPS)におけるムダ・ムリ・ムラを改善する手法で、「知恵を使い、費用をかけず、動力を使わず/最小限に抑えて」現場作業を楽に・早く・安全にする仕組みを指します。
「からくり道場」はこの“からくり改善”を学ぶ場・見て触れる場として、実物の「からくり装置」「改善事例」を集めて教育・普及を目的に設けられています。
主な目的としては
・作業者・改善担当者にムダを「見る眼/発見力」を養ってもらう
・「動力を使わない工夫=低コスト・省エネルギー・すぐ改善できる」ことを具現化
・“現場からの知恵”を制度化・共有化し、会社文化・現場文化として定着させる
ということが挙げられます。
「ぜひ経営層の皆さんが見に来てください」ということで、2年前にも訪問させていただきましたが、今回改めて創意工夫に感嘆することしきりでした。
自重とかばねとかてこの原理とか、とても考え抜かれていました。
道場内は撮影できなかったのですが、そのすごさはこちらの記事をご参照ください。
「これがトヨタのからくり! 進化し続ける「インパネ意匠シューター」」
https://toyotatimes.jp/series/Imaginative_and_creative/006.html
モーターやセンサーを使ってもできるのですが、電気を使わないで・・・というところにポイントがあるようです。
今回も2年前と同様にたくさんの学びをいただきました。
ありがとうございました。







