YMOのメンバー、高橋幸宏さんが亡くなりました。
70歳でした。
若いころから大好きだったので、ショックが大きすぎて・・・
訃報を知らせるニュースには、こんな文章が並びました。
「’78年には細野、坂本龍一とYMOを結成。アルバムが全米発売され、ワールドツアーも行うなど世界的な人気を集め、テクノブームを巻き起こした。赤い人民服などのビジュアルは若年層に大きな影響を与え、ヒット曲「君に、胸キュン。」などで聴かせる甘く切ない歌声や、代表曲「ライディーン」の作曲など、細野と坂本の強烈な個性に挟まれながらも歌手、作曲家の才能を開花させた。
自著で理想の音楽家像について「目立たない主役」「目立つ脇役」としてビートルズのジョージ・ハリスンを挙げていたが、そのような存在に成長した。
ソロでは男の弱さ、傷つきやすさを表現する歌詞と美しいメロディーを併せもつ作品を発表した。同世代の鈴木慶一とのユニット「ザ・ビートニクス」、年少の原田知世らとのバンド「pupa」、同じく小山田圭吾らとのバンド「METAFIVE」などの形態でも活動し、新たな音楽表現を追求。プロデューサーとしても安田成美、竹中直人らを手がけ、08年からはフェス「ワールドハピネス」を主催した。」
私は昔から「マイナー」なものに惹かれるところがあって、「幸宏さん」もその一つでした。
はやりのポップスやロックではなくてテクノのYMO。
YMOの中でも一番地味な高橋幸宏。
ビートルズで言うと、ジョンやポールではなくて「ジョージ・ハリスン」みたいな存在でしょうか(評伝にもまさにそのようなことが書いてますね)。
我ながら誰も知らないマイナーな音楽趣味だな~といつも苦笑いしていました。
それがヤフーニュースのトップに取り上げられるほどのニュースになるとは・・・
「そんなに有名な人じゃないはずなんだけど・・・」と思いながら、「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」という言葉を思い出しました。
「今日の空は悲しいなぁ」と思いながら、今また幸宏さんの音楽を聴いています。