3か月に一度「微欠陥」の集計をしています。
毎回全社で300件強集まります。
「微欠陥」とは異常でも故障でもないけれど、「あれ?おかしいな」という兆しのことです。
例えば、
「機械の音がいつもと違う。」
「オイルが漏れている。」
「ねじが緩んでいる。」
などの「なんかいつもと違う」ことを記録してもらっています。
ハインリヒの法則(1:29:300)のように、大きな故障や事故の陰には300件以上の「あれ?なんか違う」ということが潜んでいると思います。
それらを気づいて大きくなる前に修正・防止してもらうのが目的です。
「微欠陥」をよく書いている人は、良く見て気づいているなと思います。
その分成長も早く、上司の評価も高いと思います(感覚的なもので、数字を集計したわけではないですが)。
今年の年度計画にも「見る」「気づく」「学ぶ」ことを目標の一つとしています。
現場・現物を良く見て、微欠陥に気づき、異常を未然に防止することを学んでいただければ嬉しいです。
「微欠陥」発見は製品や材料の異常に気づき、機械の故障を未然に防ぎ、お客様への不具合の流出を防ぐという本来的な意味で大切なことです。
それと共に、個人個人の気づきを高め、成長を速めてもらうために良いツールだと思います。