先週は一週間かけて「評価者面談」をしていました。
私たちの会社の評価制度は、作業内容の習熟度を評価する「スキルマップ」と一人前の社会人としての成長を見る「ラダーズ」の二本立てになっています。どちらも半年に一度人事評価を行っています。
その後、評価者と私(と担当者)が半年に一回面談をして(いまはZoomで)、評価の内容を確認しあっています。それぞれの人の評価のポイント、この半年間の変化と課題、それから次の半年間どのように指導をして成長を期待していくか、といったことを話し合います。
かれこれ一週間かかりますが、そのあとの半年25週間分の皆さんの成長のためには欠かせない時間だと思います。
10年くらいこんなことをしていますが、私自身この機会を毎回すごく大切にしていますし、楽しみにしています。
実際、今回の面談も大変充実していました。
この半年で成長した人もたくさんいましたし、人の成長が工場・会社の成長だと改めて感じました。
一人ひとり細やかに見守るために時間をかける価値はあると思いますし、この一週間が何倍にもなって帰ってくるだろうと実感しました。
「レバレッジ・リーディング(本田直之著)」という本に、かけた労力に対してより多くの成果を上げるために、「レバレッジをかける」という言葉があります。この本では、読んだ本をインプット情報として、より仕事や人生に「アウトプット」として生かそう、という趣旨で書かれています。
この言い方を拝借すると、私たちは評価者面談では25週の成長のために1週間を費やしているので、「人財の成長」に対して25倍のレバレッジをかけているといえます。
多分、用語の使い方としては間違っているのでしょうけれど・・・
そんな思いです。