「シン・ニホン」
安宅和人 著
2,400円+税
一言でいうと「若者(若年層の人財教育・育成に予算を割く)」「よそ者(データ・AIなど異分野の専門家)」「ばか者(オタク文化)」が日本の将来のキーになりますよ、という本。
YoutubeのTEDとかで著者のプレゼンを聞いていると、ずいぶん前からこのことを言っているみたいで、この本はいわば集大成になります。
前半いろいろなデータで今の日本の「一人負け」っぷりを指摘しているので、日本の未来は暗いのか暗澹たる気持ちになりますが、読み進めるとそうでもないと分かります。
明治維新とか、第二次世界大戦の敗戦から立ち上がり復活してきたようなことが、やり方次第でもう一度できますよという希望の書です。
早く言うと「キャッチアップの波」にうまく乗りましょう、ということですね。
あれだけ圧倒的なデータを提示して、結局行きつくところは「風の谷」ですか・・・というのが少し「?」ですが(^^;