先週、環境マネジメントシステム「エコアクション21」の審査がありました。
取得以来環境マネジメントシステムを10年以上運用してくると、環境に関する流れが変わってきたのが分かります。
昔は「紙」「ゴミ」「電気」「ガソリン」の削減が主な目標でしたが、今はそれだけでなく「環境に貢献する」視点を生かす「環境経営」が必要になってきました。
そのきっかけは、一つはカーボンニュートラルに代表される「気候危機」、もう一つは「SDGs」です。
「気候危機」については水素・太陽光・風力といったCO2を出さないクリーンエネルギーの利活用、そしてグリーン成長戦略による官民一体の温暖化防止への貢献が叫ばれています。
また「SDGs」についても持続可能な17の成長目標達成が、お題目だけのものではない形で注目されるようになってきました。自分たちの作っているものがいかに環境に貢献しているのか、また地域社会に貢献できているのかもしっかりと見ていかないといけません。
私たちはかねてより、近江商人の「買い手よし」「世間よし」「売り手よし」の「三方よし」に基づく考え方を企業理念としてきました。
近年さらに、環境マネジメントシステム「エコアクション21」を取り入れることによる地球環境へ配慮した取り組みや、成長戦略である水素事業への研究開発を通じて、「環境よし」「未来よし」の社会課題の解決に取り組んでいます。
SDGsは地球温暖化・経済社会・環境問題といった問題を抑え、解決するために時間を要するものばかりですが、私たちは長期にわたるこれらの目標を経営理念、行動目標に取り入れて、積極的に推進していきます。
これからも、70年以上にわたるゴムシール事業で培ってきた知見、技術を活かし、国内外での事業を通じて、関わるすべての皆さんとともに、社会課題の解決に資する取り組みを推進していきます。
そして環境に貢献することで来るべき変化に柔軟に対応し、10年後・20年後も生き残っていけるように、これからもエコアクション21を取り入れていきたいと思います。