「両利きの経営」は、年始に読んで面白かった本です。
「成功した大きな企業が、その成功と大きさゆえに新しいことができずに没落してしまう」のはなぜかを研究した「イノベーションのジレンマ」という本が20年位前にあったのですが、その答えともいえることが書かれています。
この「両利きの経営」の要旨を私なりに簡単にまとめると、「成功した本流の仕事をより突き詰めるのがもちろん大切で、でもその脇で新しいアイデアをつぶさないで、どうなるかわからなくても育てていくと、将来大きく化けるかもしれませんね」という感じでしょうか。
この本を読んで頭に浮かんだのは、「社長の道楽」という言葉です(^^;
「社長の道楽」というのは大抵悪い意味に使われますが(汗)、社長(でなくてもいいのですが幹部の人)の後押しがあればこそ、今までにないアイデアはつぶされずにうまくいくのでしょう。
いい意味で会社の本業を邪魔しない程度に余裕をもって、新しいことに取り組むのはありなのかなと思いました。