一年ほど前に、「人財採用の極意」みたいなセミナーを受けました。
その中で、講師の先生が、いい人財を採用するための秘訣を二つ挙げられていました。
・「応募者との接点を増やす」
ホームページ、メルマガ、SNS、動画、ポスター、チラシ、学校、求人情報誌、紹介、スカウト・・・ありとあらゆるチャンネルを使って学生さんとの接点を作ることがまず大切だ、と説かれていました。特にSNSと動画が大事だとも言われていました。
・「共感できるメッセージを伝える」
なぜこの会社を経営しているのか?こだわり・他社との違いは何か?将来どう成長できるのか?
その時は売り手市場のこの時代にいい人財を採用するにはそうなのか~、と思っていました。ここまでは普通のことなのですが、ところがところが・・・
新型コロナウイルスの影響でいわゆる「通常の営業活動」が著しく制限されている今、どういう活動をすればいいのかを考えるために以前を見返しているうちに、営業活動ですべきことは全く人財の採用と同じなのだと、ふと思い当たりました。
「お客様作り」は「ファンづくり」なのですが、そういう可能性のある人や会社と知り合うための「接点を増やす」ということと、「この会社なら何かしてくれる、この会社となら何かいいものができる、長く付き合えそうだ」と思ってもらうための「共感できるメッセージ」を発信すること、この二つが今わが社として行うべき情報発信、つまり「もう一つの営業活動」なのだと気づいたのです。
今回いろいろ考えている中で、営業も人財採用も要諦は同じだ!とわかったのは大きな収穫でした。新型コロナウイルスはまだまだ先が見えず、影響は計り知れないものとなっていますが、そんな中でも気づきはあり、やるべきことはあると気づかされたこの数か月でした。