こないだ映画を見に行ったら、本編前のCMでこんな曲が流れました。
「君の夢がかなうのは だれかのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで 走ってきた」
メロディーをどこかで聞いたことがあるな~、なぜだか歌詞も知っているぞ、口ずさめるなぁと思っていたら、20年くらい前によく聞いていたアーチストの曲を別の人がカバーしたものでした。
実はその曲を聞いた当時はそれほどの印象ではなかった(むしろそのアルバムの他の曲が好きだった)のですが、20年の時間を経て改めて聞いてみると、素晴らしい名曲でした。それも歌詞が素晴らしい。
全編を貫くのは、なかなかうまくいかない現実に対する諦めではなく前向きな視線であり、誰かのおかげという他力だけではなく、自分の意思をしっかりと感じさせる力強さ。
また「念ずれば夢はかなう」という紋切り型の言葉ではなく、かなわないかもしれないけれどでも大切なことは行動を起こすこと、結果としてかなわないことも決して悪いことではなく自分の血肉になっている、そしてさらに次の行動を起こすことを励ます言葉が紡がれています。
時間を経た今でも、すべて私を勇気づける言葉です。