先週、中国に行っておりました。
上海から車で2時間のところにある江苏如皋市(江蘇省ルガオ市)の国際水素燃料電池展示会に出展するためです。
今回は大阪府上海事務所さまのお誘いです。
「FCVC 2019 第四届国际氢能与燃料电池汽车大会」
(The International Hydrogen Fuel Cell Vehicle Congress 2019)
http://fcvcmeeting.tonggao.info/web/en/index.aspx
本日はFCVC2019の2日目です。
こちらが一緒に出展した、大阪府上海事務所とテクノ高槻さまの皆様です。
昨日より客足はぐっと減り、「普通の展示会」な感じになりました。といってもお客さんの入りは悪くなく、むしろ昼から増えた感じがします。
前もって用意した中国語の名刺100枚はすべてなくなりました。
ちょっと読み違えました。こんなに来場者がいるとは・・・
次回からは開催日数×100枚用意して行かないとやばいですね。
午前中興味があったので、併催のフォーラム・パネルディスカッションも見に行きました。
いくつかの分会場に分かれていて、ステーションとインフラ関係のフォーラムがあったのでそれを聴講。
身分証(パスポート)と引き換えで同時通訳機(中・英)の貸出をしています(なくされないかちょっと怖かったですが、大丈夫でした)。
講演会場は立ち見が出るほどの人で、熱気にあふれていました。
講演中、スライドが切り替わるたびに皆立ち上がって写真を撮るので、おかしかったです。
今中国には水素ステーションは35か所。計画中は28か所(世界全体で320か所・日本は100か所強)。
今は大半が35Mpaですが、これから70Mpaが増えていくそうです。また、液体水素ステーションの普及が今後のカギになるとのこと。
政府としてはFCバス・大型トラック中心に燃料電池車を普及させていくそうです。
「乗用車ではなく商用車を先に普及させるという戦略は賢い」との意見がありました。
コスト・信頼性・ネットワーク・規制が課題だそうで、なかでもインフラの課題は「リークすること」だそうです。ウチのOリングを使ってくれたらお役に立てるかも・・・
都市圏を中心に中国全土への普及は今後1~3年くらいで転換点を迎えるだろう、とパネルディスカッションで言っていました。
午後、重慶市と大阪府上海事務所の打合せにも参加しました。
重慶は自動車産業をはじめとした工業都市として世界的に有名です。
ほかのブースも少しだけ見て回りました。完成車もさることながら、スタック・タンクの展示が多い印象でした。