ただいま、ヨーロッパに来ています。
近畿経済産業局様・大阪商工会議所様のお誘いで、水素燃料電池関係の商談に一週間、ドイツ・イギリスを回っています。
イギリスに着いて、本日はオックスフォード大学に訪問しました。
1000年近く前の1096年創立、現在世界大学ランキング一位のかの超有名大学・オックスフォード大学です。
ハリーポッターに出てくるような歴史的な古い建物・校舎を想像していましたが、イノベーションセンターは普通の建物でした。風格のある建物は一部だけだそうです。
残念・・・
このイノベーションセンターは、大学と会社、投資家を結びつける、いわゆる産学連携を担う部門です。主な役目は、
・大学内の技術の民間への移転促進
・大学と会社の橋渡しの機会を作る
・大学発のベンチャー企業の起業支援
で、世界中から大学と共同研究をしたり出資をしたりしてくれる企業を募っています。
その後ロンドン市内に移動し、午後にはイギリス商務省を訪問しました。
商務省を訪れるなんて、こんなところ、一民間会社が行けるものではありません。
近畿経済産業局様・大阪商工会議所様のおかげです。
それに加えて今回コーディネーターの方が、ただの「表敬訪問」にならないように、水素関連の人を3人お声がけしてくれていました。
・高圧水素試験施設の研究員(ウチのOリングを試してみたいといってくれました!)
・つい最近水素・燃料電池関係の賞を取った研究開発機関の方
・IAEA(国際原子力機関)の水素部門の仕事をしていて、白書の原稿を書いているという方
皆さんこちらが思っていた以上に、日本の水素関係の普及状況と日本の水素戦略に興味を大いに示してくださいました。
近畿経済産業局さまの説明にも、「日本のロードマップは世界のモデルケースになる」といわれていて、ずいぶん質問が飛び交っていました。
ウチみたいなしがないゴムメーカーがこんな壮大な議論の場に同席してしまい、「なんかすごいひとたちだな~」と思ってしまいました。