FC EXPO 2018が大変盛況に幕を閉じました。
私も二日間、いろいろと見て回ったのですが、その時にいつも大変お世話になっているHyTReC(水素エネルギー製品研究試験センター)のWセンター長さんから次のようなことを聞かれました。
「HyTReCも10年を迎えました。高石さんは決して安くない料金を払って何度もHyTReCで試験をしていますが、この10年ほどで会社は変わりましたか?」
いや~、変わったどころではないですよ。
それまで全く関わりのなかった水素・燃料電池関連業界に参画することができたし、これがご縁でウチの商売の幅が広がり、今時珍しいこれから大きく伸びる、楽しみな事業になってくれそうな勢いだし。
若手は水素の研究開発を通じてめきめきと育って会社の屋台骨を支えてくれているし、新人で「よそではできない面白いことをやっている」と入社してくれる人はいるし、お客様のニーズに応えるべく研究開発に前向きに取り組む社風ができているし。
大阪府さんや商工会議所さんからは「中核企業」として水素・燃料電池関連のこれからを担う企業として位置付けていただいているし、畏れ多くも人前で水素の研究開発や会社の取り組みについて話をする機会が何度も何度もあるし。
また向う見ずにもドイツやアメリカなど海外に展示会を毎年出しているし、出ているうちに欧米中心に海外にに50社以上のコンタクト先ができて、何度も訪問することになっているし。
どれもこれも10年前には考えもしなかったことばかりです。やることなすこと、まるで「別の会社」です。
どう考えてもこんな展開、おかしい。まったく、ありえないことです。
これがすべて私の考えてやったことなら「社長は先見の明がある」となるところですが、すべてたまたま、偶然です。
どう考えても私の手腕のせいではありません。偶然に偶然が重なったことでこれらの化学反応にも似た変化が起こっています。
こうなってしまったきっかけとなった数多くの出会いとご協力には、ただただ感謝するばかりです。
本当にいつもいつもありがとうございます。