ただいま、ドイツに来ています。
大阪府・近畿経済産業局・大阪商工会議所の主催で、燃料電池・蓄電池関連の技術・製品を持つ府内企業とドイツ企業の間で一週間、商談会・ネットワーキング交流会や各種会社・研究機関訪問をしています。
本日はドイツ訪問5日目、ベルリン滞在二日目です。
ドイツ水素燃料電池機構(NOW)を訪問しました。
NOWはドイツ交通デジタルインフラ省100%出資の団体です。
ドイツ政府には2050年までに92.5%CO2削減の目標があり、そのための次世代エネルギーである水素燃料電池の研究・実用化を支援しています。
自動車のみならず、飛行機・船舶・電車・バス・フォークリフトなど多方面にわたって燃料電池の実用化を目指しています。
午後はこれまたベルリン市内のEUREF campus(ユーレフ・キャンパス)に行きました。
ここはスマートエネルギー研究開発の集積施設です。
キャンパスとありますが大学ではなく、環境関連の企業の研究施設やベンチャー企業が集まります。
構内には、EVの充電設備、自動運転車、バイオマス発電などの実験・実証施設が並んでいました。
担当の方は寒い中、一つ一つ説明してくれました。興味深いものばかりでした。
将来のスマートエネルギー関連施設が集まっていることもあり、ここには年間15万人もの見学者が訪れるのだそうです。
かわいいミニバスタイプの自動運転車も走っていました。
話を聞いていると、カーシェア、自動運転、スマートエネルギーが将来のカギかな、と感じました。
その後「EUREF campus」内の「H2Mobility」の方とも面談をミーティングをしました。
この「H2モビリティ」はエアリキード、ダイムラー、シェルなどドイツの主だった6社の出資による水素燃料電池普及団体です。
今ドイツ国内には、FCV300台、水素ステーション47か所(うちオンサイト5か所)あります。
2019年に85か所、2023年に400か所のステーション普及を目指しています。
ドイツ主要都市にそれぞれ10か所以上の水素ステーションを配し、ネットワーク化するのが目標だそうです。
どの話も水素社会、低炭素社会の将来を見せてくれるもので、大変興味深いものでした。
「未来のショーケース」 を見た気分です。
ありがとうございました。