今年もわが社の経営計画発表会を行いました。
2009年から数えて第9回目の発表会です。
例年と同じように、山崎・鳥取・大阪の三工場を回って今年度の方針を話しました。
最近は若い人たちも増えたので、理念・方針・戦略など数年前に話したことも知らないということが増えました。
具体的で細かい話は各部の部門長に任せて、私は改めて大きな会社の方向性や目指すべき姿、戦略そして人財の話をしました。
印象的だったのは、製造部長の発表の時の言葉です。
第一回の発表会の時、先代の会長が言ったことを引用していました。
「仕事とは下りのエレベーターに乗っているようなもの。そのままでは下ってしまう。一生懸命に上っていかなければいけない。」
ほかの人の言葉はすべて忘れてしまっていても、この言葉は鮮明に覚えているそうです。
私も覚えています。20年以上社長を経験した、先代の遺言といってもいい言葉でした。
当時「ズドンと核心を突かれた」と思ったことを覚えています。
これからより一層いい会社にしていかねば、と毎年思います。
まだまだこれから、できていないことがたくさんあります。
もっとできるはず、もっと良くなるはず。
「これでいいや」と思ったら、落ちていくのはあっという間です。
少しでも昨日の自分を超えていく、こうした毎日の葛藤の中にこそ成長があると信じて、今日からまた頑張ります。