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高石工業株式会社 社長ブログ・ゴムのヒント 仕事のはなし 英国・ドイツ 水素・燃料電池ビジネス実務ミッション(その5)
2017年2月10日

英国・ドイツ 水素・燃料電池ビジネス実務ミッション(その5)

今日は朝4時ホテル出発でドイツへ移動です。

 

 

 

 

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イギリス・カーディフ空港→アムステルダム・スキポール空港→ベルリン空港へ。

 

 

 

アムステルダム乗り継ぎで機乗後に機材部品交換のため一時間遅延がありました。

待っている間、「きちんと飛んだためしがない」などとブツブツ文句を言うおじさんと話をするのが楽しかったです。

 

 

 

 

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無事にベルリン到着後、ドイツ水素燃料電池機構(NOW)を訪問しました。

 

NOWはドイツ交通デジタルインフラ省100%出資の団体です。

ドイツ政府には2020年までにCO2の40%削減、2050年までに80%削減の目標があり、そのための次世代エネルギーである水素の研究・実用化が目的です。

 

 

 

説明ではドイツでは水素・燃料電池についてはすでに研究開発段階から実用化段階に入っているそうです。

 

ドイツには今FCV100台(うちFCバス16台)、水素ステーション50か所(稼働中18か所、建設中28か所)あります。

「今水素ステーションの運営はうまくいっているのか」という質問には「今のところうまくいっている」との答えでした。

 

 

しかしFCVの台数からして、ステーション運営の収支が合うとは思えないのですが・・・

「うまくいっている」の意味が違うような感じがします。

 

 

 

 

 

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その後氷点下の気温の中、ベルリン市内の水素ステーションを見学しました。

普通のガソリンスタンドに併設されています(右の写真の青いディスペンサーがそれです)。

 

 

 

 

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モデル図がありますが、全部ドイツ語なので全然わかりません。

 

このステーションは地下のタンクに液化水素を貯蔵し、そこから直接気化させて70Mpa、35Mpaにして充填しているとの説明でした。日本では見たことがない方式なので興味深く拝見しました。

 

ちなみにこのステーションでの充てん台数は一日に5台くらい。ベルリン市内にステーションは4か所、FCVは約60台だそうです。

 

 

 

 

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夜はJETROベルリン・増田所長を招いての夕食会です。 

実は増田所長には昨年のハノーバーメッセで会っています。

 

ありがたいことに所長も覚えていてくれていて、いろいろ話をさせていただきました。

 

ドイツの政治体制や歴史、現在の情勢を聞けて楽しく過ごせました。

個人的には、日本とドイツのステーション事情の違いをいろいろ聞けたのがよかったです。

 

 

  • プロフィール

    高石工業株式会社 代表取締役 高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    高石秀之

    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

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