イギリスも3日目になりました。
今日はスウィンドンからカーディフに移動します。
行程はこんな感じで毎日、西へ西へと移動しています。
カーディフはイギリス西部ウェールズ州の首都です。
カーディフ城のように古い市街もあり、新しい市街地やもあります。
大きなスタジアムもあります。ちなみに今年のサッカー・チャンピオンズリーグの決勝はここで行われるそうです。
ウェールズはイングランド・スコットランド・北アイルランドとともにイギリス(大英帝国)を構成する国で、
政治的にも独立しており、言語もウェールズ語という独自なものがあります。日本でいうと江戸時代の薩摩藩のようなものでしょうか。
それにしても言葉が全然違います。
トイレの表示も上が英語、下がウェールズ語で併記されています。
午前はウェールズ政府担当者との懇談でした。
国際投資部、経済インフラ部などの担当者より説明を受けました。
ウェールズはイギリスの人口の5%、面積の16%を占めており、ロンドンから車でも鉄道でも2時間ということもあってロンドン企業のバックオフィスとして発展しているそうです。
ウェールズは2050年までにCO2を80%削減させるという大きな目標を立てていて、説明を通してクリーンエネルギー普及への並々ならぬ決意と水素社会への期待を感じました。
午後はサウスウェールズ大学 水素センターを訪問し、水素関連の研究内容と、水素ステーションの建設状況の説明を受けました。
イギリスにはロンドンを中心に14ステーション(予定含む)があるそうです。
水素関連ではH2FCというプログラムで38大学連携し、企業との共同研究もおこなわれています。
イギリス・リーズ市で60万人の家庭を電気・ガスを水素でまかなう水素タウン構想(H21プロジェクト)が始まっているそうです。
夕方にはウェールズ政府 ケン・スケイツ経済インフラ大臣と懇談がありました。
41歳でウェールズ政府の期待の星みたいです。議会中で多忙にも関わらず、わざわざ会ってくれた。
昨年10月に来日し(阪急百貨店でのイギリスフェア)、盛況ぶりにとてもいい印象を持っている。
ブレグジット(EUからの離脱)になっても、スマートエネルギー・水素社会に対する方向性は変わらないとのこと。
そして夜は、ウェールズ地元企業との懇談会です。
ウェールズ9社・日本6社が食事を囲んで。
9社はいずれも水素・エネルギー関連企業で、「潮力発電」の会社なんかもありました。
3月のFC EXPO2017(東京)に行くという人もいましたよ。