いま私は日本最北端の地、稚内に来ています。
「水素関連ビジネスの展開・促進に係る勉強会」の当日になりました。
朝から外は少し吹雪いており、少し歩くだけで服や靴は雪まみれになります。でも、湿気を含まないサラサラの雪なので、ベチャ付きません。
開会の一時間前に会場について設営の手伝い、パソコン接続のチェックをします。外はだんだん吹雪がひどくなります。
そんな中、約20名の方々に集まっていただきました。
まずは北海道経済部の方から、北海道での水素関連産業への参入の可能性と課題を講演いただき、そのあとが私の事例発表です。
私たちが水素関連分野へどういうきっかけで取り組むようになったのか、未知の分野への取り組みとその成果、これからの課題、行政に望むことなど、約40分間一生懸命にお話させていただきました。
地元稚内の企業の方々、稚内市役所の方、大学の先生もいらしていたようです。中小企業のものづくりの泥臭い話にもみなさん大変興味を持ってくださったみたいで、たくさん質問をいただきました。
元々北海道は風力・太陽光・バイオガスなどの再生エネルギーに飛んでおり、皆さん水素関連についてもとても熱心で、どちらかと言うと私の方が参加者の皆さんに教えを請いたい気分でした。これからの水素社会の到来に際して、皆さんと協力してものづくりを進めていければと思いました。
予定より少し早めに勉強会が終わって、あとは稚内から羽田経由で伊丹に帰るのみ。ところが、「荒天で飛行機が飛ぶかどうかわからない・・・」「新千歳空港からの飛行機は欠航になった」といった情報が入ってきて、主催者はちょっとした混乱です。荒天で飛行機が飛ぶかな?飛ばなければ特急列車で札幌に出るか?と心配していたのですが・・・
ご厚意で稚内市役所の車に乗せていただいて、とりあえず稚内空港へと向かいます。道中の道もご覧の通り、凍り付いています。
稚内空港に着いても、やはり「天候調査中」の文字が。新千歳空港行きは欠航になっていますね・・・
じたばたしてもしようがないので、空港の食堂で「塩ラーメン」をいただきました。
温かいスープに「宗谷の塩」が効いていて、めちゃくちゃ美味しかったです。
ラーメンを食べている間に、羽田からの飛行機が到着。「着いた!」と食堂中にどよめきがわきました。
ギリギリまで飛ぶかどうか微妙でしたが、何とか無事定刻通りに飛びました。
羽田経由で無事伊丹に帰ってきました。
やはり、大阪は温かいですね(^^)