ただいま、福岡県で開かれている「水素先端世界フォーラム2016」に参加しています。
このフォーラムは今回で10回目になり、私自身の参加は7回目です。
今でこそ水素・燃料電池社会に注目が注がれていますが、10年前にはまだ家庭用燃料電池・エネファームも水素ステーションも燃料電池車(FCV)もない時代でした。その中で水素に着目し推進してこられた福岡県は先見の明があると思います。
この福岡県と、水素エネルギーの研究で国内随一の九州大学、世界最高水準の試験センターHyTReC、地元企業、産業の集積が絡み合って、福岡県は水素産業の一大拠点となっています。
会場の表にはホンダのFCV・クラリティが展示されていました。今年3月からリース販売されるそうです。また燃料電池フォークリフトも展示されていました。
また、水素機器に関する多くのメーカー・研究機関が展示をされていました。
私たちもポスターセッションに参加させていただいています。
本日はホンダ、川崎重工、エアーリキード、三菱日立、東芝などの水素インフラ関係の会社が講演をされました。いずれの発表も低カーボン、ゼロエミッション社会に向けて、これから腰を据えて取り組んでいくことが感じられる講演でした。水素社会の発展、普及の方向性は間違いがないようです。
参加者も年々増え、盛り上がりを感じます。
個人的にも会場では知り合いの人といろいろご挨拶させていただきました。何年も参加し続けて良かったなと思います。
とはいえ水素・燃料電池はまだまだ普及初期、これからの10年が大事だと思われます。