いまなぜだか「韓国」づいています。
これまでプライベートでも来たこともなかったのに、今月2回も韓国に来ています。
9月の前半に6日間、後半に5日間訪問しています。
決して韓流スターにはまったわけではなくて、れっきとした仕事です。
前半は医療展示会に出展するため、後半は水素関連で使用するOリングを売り込むためです。
医療の展示会は鳥取県産業振興機構さんのお誘いで参加しました。
鳥取県は韓国との交流を深めていて、私たちも韓国の原州(ウォンジュ)で開かれた展示会に初めて参加させていただきました。
医療展示会は成果と言うほどのモノはありませんでしたが、韓国での医療の現況を知ることができました。
美容大国と言うだけあって、美容に関する産業が非常に発達しています。
また医療関係の企業訪問をしたり、教育現場を見ることもできました。商談の場として活用するには、前もってもっといろいろ準備をするべきだったといい反省にもなりました。
また水素関連はハノーバーで知り合ったフランスの方が誘ってくださったので、二つ返事で同行することにしました。
訪問先では韓国でもホットな話題らしく、前向きな話が飛び交いました。
やはり本格普及はまだまだ先の話ですが、今後欧州・アメリカ・韓国そして日本が水素社会の発展を引っ張っていくと思われますので、今回の接点作りはとても良い足がかりになると思います。
今回韓国を訪問するにあたって、新聞や雑誌で言われるように反日感情があるのかなと思いながら行きましたが、民間レベルでは全くそんなことはありませんでした。
ホテルでもレストランでも街中でももちろん訪問先でも、接してくださる人は皆親切で、いやな思いをすることはありませんでした。
また、ホテルや街中で意外と日本語が通じました。
食べ物もとても美味しかったし、韓国を好きになって帰ってきました。
しかしただ良かった、という感想だけではありません。日本を離れていろいろ気づくことがあります。
まず、日本製品の品質への信頼の高さを海外に来て再認識しています。
韓国でも製品サンプルをお客様に見てもらい、何度も日本の製品は素晴らしい、韓国にはこんなにいいOリングを作るメーカーがない、とほめてもらいました。
また私自身、社長の仕事は今の目の前の仕事を一生懸命こなすことだけではなく、将来のお客様を作り出すことだと気づきました。
3年~5年先を見すえて逆算して行動することが「急がないけれどとても大切なこと」ではないかと思います。
そしてこうして海外に仕事に行けるのも社内の皆さんがしっかり留守を守ってくださるからこそだと再認識しました。
おかげで私はこうして安心して韓国に、将来のお客様を見つけに来られています。
本当にありがたいことです。深く感謝をしています。